新しい木材3Dプリント技術は木目を再現する
「木製品を3Dプリンターで作成する」という考えは数年前から存在していました。
例えば2016年に公開された動画ではプラスチック70%と木質繊維30%の素材から、「木製品のようなボウル」が作成されています。
質感はプラスチックよりも木材に近いですが、木目はありませんね。
その数年後にはForustが設立され、研究が続けられてきました。
Desktop Metal社によると、Forustの新しい3Dプリントプロセスは「あらゆる種類の木を模倣した木目を印刷できる」とのこと。
おがくずの層に木質素材の接着剤をインクジェットして、木目を層ごとに再現するのだとか。
完成品の表面だけを木目調にラミネートするわけではないため、通常の木材と同じように研磨して再仕上げできます。
Desktop Metal社の主張どおりであれば、私たちが木材に求めてきた「温もりのある質感」が3Dプリントで手に入ることになりますね。