羽がスゴイ。昆虫そっくりな超小型ロボット、無線化でさらに虫感アップ

technology 2018/05/16
Credit: Mark Stone/University of Washington
Point
・ワイヤレスで昆虫サイズの自律型飛行ロボットが開発された
・ハチを模した羽を、人工筋肉を用いることで羽ばたかせている
・太陽光発電システムを用いることでワイヤレス化に成功

 

SFに登場するようなロボットが、また一つ現実のものとなったようです。

ワシントン大学は、ワイヤレスで飛行できる昆虫サイズのロボットを開発することに成功しました。

実際に飛行している様子

一般的に、ドローンなどの飛行ロボットには浮上するための機構としてプロペラが用いられています。しかし今回のロボットのように小さな機体では、プロペラは有効ではありません、そこで採用されたのが、この昆虫のような羽です。

ロボットの羽はハチの羽の構造を模して作られており、人工筋肉を用いて1秒間に100回近く羽ばたいています。重さは爪楊枝より少し重たいくらいで、非常に軽いです。

また、レーザービームによる太陽光発電システムを導入。これにより電力供給の導線なしで、本物の昆虫のように飛行することが可能となりました。

Credit: Wyss Institute at Harvard University / 以前開発された自律型飛行ロボット。今回のほうが昆虫に近い

論文共著者のシャム・ゴラコタ氏は、「太陽光発電システムは、ロボットを軽量化しつつ電力供給できる最も効率的な手段です」と述べています。

現状では、ロボットがレーザーから離れてしまうと電力が供給できなくなるため、「離陸」段階までしか実現できていません。

しかし、開発チームはレーザーを操作することでロボットの飛行を持続させるように考えています。また、今後は小さなバッテリーを搭載したり、無線周波数から電力供給を行ったりすることを想定しています。

Credit: Mark Stone/University of Washington / レーザービームによる電力供給を行う様子

開発チームのサーヤー・フラー氏は、「将来、発展した科学技術によって高機能なセンサや処理機能が搭載されて、飛行ロボットは自動でタスクをこなせるようになるでしょう」と語っています。

 

これで自由に飛び回るようになったら、機械か昆虫か本当に見分けがつかなくなりそうですね。

 

ガンを縮める極小「ナノロボット」が開発される

 

via: EurekAlert / translated & text by ヨッシー

 

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