水空合体ドローン
水空合体ドローン / Credit:QYSEA_QYSEA & KDDI: World’s First Sea-to-Air Drone Redefines Offshore Operations(2022)
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世界初、KDDIが「水空合体ドローン」を開発! (2/2)

2022.01.28 Friday

前ページKDDIが「水空合体ドローン」を開発

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水中の遠隔作業が可能に!性能は実証済み

水中合体ドローンには、いくつかの機能が導入されています。

リアルタイム映像をオペレーターに送信
リアルタイム映像をオペレーターに送信 / Credit:KDDI_世界初の水空合体ドローン、遠隔での水中撮影に成功(2021)

たとえば、KDDIならではの「モバイル通信」に対応しており、安定した自律飛行・遠隔操作だけでなく、空中・水中カメラ映像のリアルタイム伝送が可能です。

水空両方の視点で確認できるため、オペレーターの作業の幅が大きく広がります。

音響測位装置により、水中の位置確認が可能
音響測位装置により、水中の位置確認が可能 / Credit:KDDI_世界初の水空合体ドローン、遠隔での水中撮影に成功(2021)

またGPSが使えない水中でも、位置情報を正確に把握できるようになっています。

水中ドローンから送られる音響信号を空中ドローンが受信することで、位置測位結果を合成。水中ドローンの正確な居場所を特定できるのです。

こうした高い遠隔操作性能は、海にある設備の監視や点検に役立ちます。

さまざまな水中作業を遠隔操作で行える
さまざまな水中作業を遠隔操作で行える / Credit:KDDI_世界初の水空合体ドローン、遠隔での水中撮影に成功(2021)

たとえば、養殖場などの水産業の監視、洋上風力発電設備・橋脚といった水中インフラの点検、出航前の底点検にも最適です。

これらの作業は本来、ダイバーが船やボートを使って目的地まで訪れ、水中に潜って作業しなければいけない分野です。

水空合体ドローンを利用すれば、オペレーターが陸地で操作するだけで済み、コストと時間を大幅に削減できるでしょう。

KDDI社は、すでに水空合体ドローンによる自律飛行と水中撮影の実証に成功しています。

近い将来、多くの作業を水空合体ドローンが担うようになるかもしれませんね。

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