長年対立してきた「宗教」と「心理療法」5つの共通点

spiritual 2018/05/20
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心理療法士は宗教を「魔法」とあざけり、宗教の指導者は心理療法を「神への冒涜」として医学書を焼き払うー。

長いあいだ「宗教」と「心理療法」は対立関係にありました。

しかし、その表面的な違いはどうあれ、注意深く観察すれば両者が多くの共通点をもっていることに気がつくはずです。互いにその存在を認めて助け合えば、よりよいものを創り上げることが可能となるでしょう。実際に、宗教信者のほうが心理セラピーの効果を得やすいこともいわれています。

ここに、両者の5つの共通点をまとめました。これを読めば、両者が必ずしも対立する必要がないことが理解できるかもしれません。

 

1.熟考、瞑想

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宗教での「祈り」は瞑想の一種であるといえます。時間をとって、人生において大切なことについて考えを巡らせるのです。心理療法においても、患者は似たプロセスを踏みます。過去についてじっくりと考える時間をもち、それをもとに未来について考えていくのです。どちらにも「マインドフルネス」的な効果があるといえます。

 

2.コミュニティの形成

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宗教コミュニティも、心理療法が提供するコミュニティも、そこには「人とつながる」といった共通の目的があります。「友情」などの健全な感情で人と交流することは、人の良心的な態度を育てることにつながります。

 

3.「立ち直り」を援助

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心理療法の治療者と宗教指導者は、患者や信者に悲しい出来事が起こればいち早く反応します。思いやりをもって接することで、彼らを深い悲しみやトラウマから救う努力をするのです。彼らが悲しみから立ち直るために、あらゆる援助をおこないます。

 

4.心を安らかにする

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心理療法も宗教の教えにも、その中心には「人間関係の対立を平和に解決する」といった考え方があります。人間の無意識のつながりを意識させることで、平和的な「共生」を望む心を育みます。このプロセスにより、「利他主義」の不思議な力を感じさせます。

 

5.「自律」を促す

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宗教の信仰やセラピーにおいては、継続的な「約束事」があります。日曜日に教会に行ったり、治療者と週に1回面談を行ったりすることがこれにあたります。こうして習慣をもって自分を律することで、破滅的な衝動や、悪い誘惑に打ち勝つことができます。

 

「人を救うこと」は競争ではありません。考え方の違いはもちろんありますが、突き詰めれば共通の目的がそこにはあります。そのことを両者が完全に理解したときに、より多くの人が救われる美しいハーモニーを奏でることができるでしょう。

 

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via: psychologytoday / translated & text by なかしー

 

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