CO2を減らす機械仕掛けの木
CO2を減らす機械仕掛けの木 / Credit:Carbon Collect
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「機械仕掛けの木」でCO2を除去するプロジェクト

2022.01.31 Monday

These machines scrub greenhouse gases from the air – an inventor of direct air capture technology shows how it works https://theconversation.com/these-machines-scrub-greenhouse-gases-from-the-air-an-inventor-of-direct-air-capture-technology-shows-how-it-works-172306 Carbon Collect’s MechanicalTree selected for US Department of Energy award https://news.asu.edu/20210702-carbon-collect-mechanicaltree-selected-us-department-energy-award

現在、世界各国が地球温暖化の原因であるCO2問題に頭を悩ませています。

そこで、アメリカ・アリゾナ州立大学(ASU)と提携して設立された会社「Carbon Collect(カーボン・コレクト)」は、「CO2を減らす機械の木」を開発することにしました。

世界中に機械仕掛けの木を設置することで、空気中のCO2を回収して保管・変換できるというのです。

この大規模なプロジェクトについて、Carbon Collect社の科学顧問であるクラウス・ラックナー氏が解説しています。

空気中のCO2除去が必要

大気中のCO2を除去する取り組みが必要
大気中のCO2を除去する取り組みが必要 / Credit:Depositphotos

人類が化石燃料を使用してきた結果、CO2による地球温暖化が進みました。

そのため世界各国は、CO2排出量を削減しようとしています。

しかしラックナー氏によると、「現在の取り組みだけでは、地球温暖化を止めることはできない」ようです。

大気中には大量のCO2が存在しているため、排出量を減らすだけでなく、「大気中から除去しなければいけない」のです。

では、どのようにして大気中のCO2を除去できるのでしょうか?

以前からいくつかの方法は見つかっていましたが、どれもエネルギー消費が激しく現実的ではありませんでした。

そこでCarbon Collect社が目を付けたのが、乾燥するとCO2を吸収し、濡れると放出する素材です。

開発チームは、素材に風を当てるだけでCO2が蓄積されることに気づきました。

この性質を利用するなら、エネルギー消費を抑えつつ、空気中からCO2を除去できるかもしれません。

そしてCarbon Collect社は、このシステムを組み込んだ「機械仕掛けの木」を開発することで、世界からCO2を除去するという壮大なプロジェクトを立ち上げました。

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