無人ブラックホーク
無人ブラックホーク / Credit:Lockheed Martin
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軍用ヘリ「ブラックホーク」が完全無人の自律飛行に成功! (2/2)

2022.02.11 Friday

前ページブラックホークの完全無人化に成功

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危険地帯への物資輸送や人命救助に利用できる

自律モードと操縦モードの切り替えでミッションの幅が広がる
自律モードと操縦モードの切り替えでミッションの幅が広がる / Credit:Lockheed Martin

従来の自律飛行システムのほとんどは、パイロットのアシスタントとして活躍してきました。

そのため簡単なタスクはこなせますが、複雑で想定外の事態には、必ず人間が対処しなければいけませんでした。

しかし飛行試験で証明されたように、ALIASの自律性能は「パイロットの代わりになる」レベルです。

通常の操縦から緊急事態に至るまで、すべてALIASが行えるのです。

この事実は、遂行できるミッションの幅を大きく広げます。

実際、テストパイロットのベンジャミン・ウィリアムソン氏は次のように述べました。

「パイロットは、任務のどの時点でも、自律モードと操縦モードを自信をもって変更できます」

例えばパイロットは、操縦をALIASに任せることで、機械操作よりもミッションの管理に集中できるでしょう。

また、状況によってはALIASの操縦がパイロットを凌駕します。

視界の悪い場所で自律モードに切り替えれば、ALIASがさまざまなセンサーを使って適切にナビゲートしてくれるのです。

さらに完全な無人機としても利用できると考えられます。

パイロットを危険にさらさず、危険地帯での物資運搬や人命救助が可能になるのです。

ただし多くの人が感じているように、大きな懸念点もあります。

完全な無人機に武器を搭載すれば、「無人殺戮兵器」になりえるのです。

今後、無人ブラックホークがどのように用いられるか注目できるでしょう。

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