生命の宇宙起源説に新展開! 宇宙環境のシミュレーションで有機化合物が発生

science_technology 2017/12/15
Credit: parismatch.be

実は、私たちはみんなETだったのかもしれない。

以前より、極限状況に耐える微生物の存在などから「地球の生命は宇宙から来た説」、また「惑星から惑星へ運ばれてる説」が囁かれていました。

しかし最近Journal of Chemical Physicsに掲載された研究では、宇宙環境をシミュレーションした環境で、なんと生命起源の鍵となる有機化合物が生み出されたことが明らかになりました。

Synthesis of complex organic molecules in simulated methane rich astrophysical ices – Journal of Chemical Physics
http://aip.scitation.org/doi/full/10.1063/1.5003898

カナダにあるシャーブルック大学の研究者は、宇宙環境下の物体と似通った状態を生み出そうと試みました。その環境とは、真空下であり、メタンや酸素を含む薄いシート状の氷が、電子ビームの放射を受けているもの。氷のシートは、宇宙の分子雲にある「ちり微粒子」の周りに形成されるものとして使われ、小惑星や彗星、衛星などの凍った環境をシミュレートしています。

そしてそのような宇宙に似た環境にある氷のシート上では、化学反応によってたくさんの小さな有機化合物が生み出されたのです。

この新しい分子には、エタノール、酢酸、アセチレン、ホルムアルデヒド、そしてエタンが含まれていました。こういった物質のいくつかは、初期の生命体に必要となる鍵となる分子であったり、構成パーツとなります。

地球上で最初の生命は、約40億年前に始まりました。しかし今回の発見により、この生命の始まりに必要となった構成パーツが、宇宙から来た可能性が示されたのです。

「地球に生命が誕生したのは奇跡的な確率」とよく耳にします。しかし気が遠くなるほどの遙か昔、そもそも私たちは宇宙からやって来たのかもしれません。

 

via: RT / nazology staff

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