ユーザーは「動画広告」を避けたがる
ユーザーは「動画広告」を避けたがる / Credit: jp.depositphotos
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「動く広告」は認知負荷が高くて、逆にユーザーが避けてしまうと判明 (2/2)

2022.04.22 Friday

前ページ動画広告は「ユーザーの目」を遠ざけていた

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動画より効果的な宣伝広告とは?

そこで、カシオーリとバルコーニの両氏は、マーケティング企業にとって「インタースティシャル広告」がますます有用になる可能性を指摘します。

インタースティシャル広告とは、モバイルアプリやウェブサイトで使われる宣伝手法のひとつで、画面やページの切り替え時に挿入される広告です。

これをクリックすると、リンク先の画面が別ウィンドウで一番手前にあらわれる「ポップアップ方式」で表示されます。

インタースティシャル広告の例。PayPayのホームページ。
インタースティシャル広告の例。PayPayのホームページ。 / Credit:PayPay

これと別に、両氏は「リワード広告」も有用性を増すと考えています。

リワード広告とは、アフィリエイト(成果報酬型)広告の一種で、広告のリンク先で、アプリのダウンロードや商品購入などの成果が発生すると、広告主から広告を表示する媒体に報酬が支払われるものです。

また最近では、ユーザーの購買記録や趣味嗜好に合わせて、適切な広告を表示するシステムも一般的になっています。

マーケティング担当者は今後、動画広告のように「こっちを見てくれ!」といった我の強いものでなく、ユーザーが心地よくスムーズに興味を示すような広告を提示する必要があるでしょう。

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