ただの瞑想じゃない。思いやりながら瞑想する「慈悲瞑想」の驚くべき効果とは

spiritual 2018/05/23

Point
・感謝や慈悲を感じながら瞑想を行うことで、人の苦しむ姿を見ても冷静になれることを実証した
・この瞑想を毎日30分2週間続けることで、悲観的な感情と関連する脳の活動が抑えられていた

 

ウィスコンシン大学は、思いやりや同情の気持ちを持って瞑想を行うことで、「他人が苦しむ姿で自分も苦しみを感じる」といったことなく、冷静でいられることを科学的に実証しました。

Training compassion ‘muscle’ may boost brain’s resilience to others’ suffering
https://news.wisc.edu/training-compassion-muscle-may-boost-brains-resilience-to-others-suffering/

この研究では、24名の被験者を、慈悲瞑想を行うグループと再解釈を行うグループに分けて、それぞれトレーニングを行う2週間前後の脳の変化をスキャンで調べました。

慈悲瞑想では、ガイド音声を聞きながら30分間瞑想を行います。瞑想をしながら「みんなが幸せで、苦しみから開放されますように」など、他人へのポジティブな祈り、思いやりの気持ちを育むような音声が流れます。

また、対照グループでは、ワークシートに沿ってこれまで記憶に残っている出来事を書き出しました。ストレスの多いイベントを、別の見方をすることでネガティブな感情を減少させる狙いです。この2つのトレーニングは、ウィスコンシン大学のhealthymindsに記載されています。

トレーニングの結果、慈悲瞑想を行ったグループは、人が苦悩する様子を見ると活発になる扁桃体や島皮質、眼窩前頭皮質などの脳の活動が抑えられていました。またこの変化は、対照グループでは確認できませんでした。

これは、慈悲瞑想を行うことで、他人が苦しむ姿を見ても落ち着くことができるようになることを示しています。

研究チームのリチャード・ダビッドソンは、「慈悲瞑想は、悲観的な感情を呼び起こす神経回路への刺激を減らすので、自閉症や社会不安障害などを含む精神疾患にとってよい治療法になるでしょう」と述べています。

 

瞑想の「呼吸法」で集中力アップ、科学的に証明される

 

via: EurekAlert / translated & text by ヨッシー

 

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