頭部だけで電子機器を操作できるヘッドマウス
頭部だけで電子機器を操作できるヘッドマウス / Credit:GlassOuse Assistive Device
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全身麻痺になった親友のため開発された「頭と口で操作できるヘッドマウス」

2022.06.11 Saturday

現代社会でスムーズに生活するには、パソコンやスマホ、タブレットの操作が欠かせません。

しかし手足を失ったり、身体の一部が麻痺したりすると、操作の難易度が一気に高まります。

アメリカ・カリフォルニア州を拠点とするデバイス開発会社「GlassOuse Assistive Device」の創設者兼CEOのメフメット・ターカー氏は、この課題に取り組んでいます。

彼は、全身麻痺した親友のために、障がいがあっても頭部と口で操作できるというヘッドマウスを開発したのです。

最新機の「GlassOuse PRO」は、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて支援募集中です。

GlassOuse PRO : Let Everyone Access Technology https://www.kickstarter.com/projects/ennoprogroup/glassouse-pro-let-everyone-access-technology-0

全身麻痺した親友のために新しいデバイスを開発する

体の不自由な人々の負担を減らすには?
体の不自由な人々の負担を減らすには? / Credit:GlassOuse Assistive Device(Kickstarter)_GlassOuse PRO : Let Everyone Access Technology(2022)

突然体の自由を失う可能性は、誰にでも起こりえます。

もし、それが身近な人に起きた不幸なら、何かしてあげたいと強く思うかもしれません。

ターカー氏の発明は、2016年の初めに彼の親友ケーナ―・セム・マーティー氏に起きた出来事に起因しています。

20歳のマーティー氏はスキューバダイビング中に事故に遭い、頭部から下すべてが麻痺してしまったのです。

この事故によりマーティー氏の人生は一変してしまいました。

全身麻痺によって人生が一変する
全身麻痺によって人生が一変する / Credit:GlassOuse Assistive Device(Kickstarter)_GlassOuse PRO : Let Everyone Access Technology(2022)

親友のことを大切に思っていたターカー氏は、マーティー氏にできるだけ他の人と同じような生活を送り、楽しんでほしいと感じていました。

特に、スマホやパソコンをスムーズに扱えるようになって欲しかったのです。

そこからターカー氏の挑戦が始まりました。

親友のために開発を続けるターカー氏
親友のために開発を続けるターカー氏 / Credit:GlassOuse Assistive Device(Kickstarter)_GlassOuse PRO : Let Everyone Access Technology(2022)

彼は新しい会社を設立し、障がいがあっても電子機器を扱えるような新しい操作デバイスを開発しようとしたのです。

調査と設計に何カ月も費やした結果、頭部でパソコンを操作できるヘッドマウス「GlassOuse V1.1」の開発に至りました。

2022年には、さらに優れた機能を備えた「GlassOuse PRO」を開発しています。

次ページ頭部で動かし、口でクリックする「GlassOuse PRO」

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