仕事の自信を失わせる危険な「褒め方」とは?個人の「性質」に言及はNG

science_technology 2018/05/25

Point
・褒め方によって受ける影響について大人を対象に研究
・「個人の能力」「性質」「努力の過程」3種類の褒め方を用いた
・勤勉家や努力家など個人の性質を褒めることは、仕事への肯定感を損なう恐れがあることが判明

Journal of Genetic Psychology に掲載された研究では、大人を異なるタイプで褒めることで受ける影響を調査しました。

実験では156人の成人被験者に対し、6種類の簡単な視覚的問題を実施。そしてその全員に、「あなたは大半の人よりも良い結果です」と伝えました。

この成績に応じて、3つのパターンにクラス分けをします。1つは、個人の「能力」に焦点をあてた、「高知能グループ」。2つ目は、個人の「性質」に焦点をあてた「勤勉家グループ」。最後に、「努力した過程」に焦点をあてた「よく頑張りましたグループ」です。

その次に、難しい12個の問題を取り組ませました。そして、どんな結果でも「ほとんどの人よりも悪い出来栄え」と伝えました。

すると難しい問題を取り組んだときの成績は、どのグループでも変化はありませんでした。しかし「勤勉家グループ」は、問題を解くことを楽しめた、よく出来たと感じる人が少ない傾向にありました。

この結果から、大人に対して褒めるときは、勤勉や真面目、努力家などと個人の性質に焦点をあてると仕事への肯定感を失うことにつながる可能性が高いので、避けた方がよいことが分かります。

研究者は今後の研究として、「褒め方による解釈の違いを子どもと大人の両方で調査したい」と述べています。

 

via: BPS Research Digest / translated & text by ヨッシー

 

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