19世紀の「吸血鬼退治キット」が高値で落札される
19世紀の「吸血鬼退治キット」が高値で落札される / Credit: Hansons – Mysterious vampire-slaying kit – owned by peer of the realm – stuns at auction(2022)
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2022.07.12 Tuesday

19世紀の「吸血鬼退治道具一式」が英オークションで210万円の高額落札! (2/2)

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「吸血鬼退治」の道具とはどんなものなのか?

吸血鬼退治キットが納められた箱
吸血鬼退治キットが納められた箱 / Credit: Hansons – Mysterious vampire-slaying kit – owned by peer of the realm – stuns at auction(2022)

まず、木製の箱の表面には真鍮(ちゅう)の十字架が2つ付いており、さらに、フタを開けた内側にも、キリストの磔刑像が中央に一つ取り付けられています。

吸血鬼退治の道具には、同じ型のピストルが2丁、真鍮の火薬入れと燭台、聖水、聖書、ロザリオなどが入っていました。

ロザリオとは、カトリック教会において、聖母マリアへの祈りを唱える際に用いる数珠のことです。

また、吸血鬼退治でおなじみの、心臓に打ち付ける杭とハンマーも入っています。

中身の一式
中身の一式 / Credit: Hansons – Mysterious vampire-slaying kit – owned by peer of the realm – stuns at auction(2022)

また、道具にはヘイリー卿のイニシャルが刻印されており、彼の名前と住所が記された当時のロンドン警視庁(Metropolitan Police)の書類も同封されていました。

吸血鬼退治に必須の道具はだいたい揃っており、強いて無いものを挙げるとしたら、ニンニクくらいでしょうか。

このキットは、世界各地のコレクターやバイヤーの関心を引き、オークション開始前から大きな注目を集めました。

Hansonsのオーナーであるチャールズ・ハンソン(Charles Hanson)氏いわく、「フランス、アメリカ、カナダなど世界各地から入札が殺到し、このニュースは大々的に報道された」とのこと。

そのおかげか、事前の予想を大きく上回る1万3000ポンド(約210万円)の高値で落札されました。

落札したイギリス在住の匿名の男性は「落札できたことに大変驚きましたし、嬉しく思いました。これはとても魅力的なアイテムで、会話のネタにもなりますよ」とインタビューに答えています。

イギリスに定着している言葉ではないでしょうが、厨二心は世界共通のもののようです。

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