「自称」猫に詳しい人ほど猫が嫌がる場所をモフってしまうと判明!
「自称」猫に詳しい人ほど猫が嫌がる場所をモフってしまうと判明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部
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The most experienced cat owners are giving their pets unwelcome affection, study suggests https://www.ntu.ac.uk/about-us/news/news-articles/2022/08/the-most-experienced-cat-owners-are-giving-their-pets-unwelcome-affection,-study-suggests
Investigation of humans individual differences as predictors of their animal interaction styles, focused on the domestic cat https://www.nature.com/articles/s41598-022-15194-7

2022.08.11 Thursday

猫好きほど猫が嫌がる場所を撫でてしまう傾向がある!

知識と経験がマイナスになることもあるようです。

英国のノッティンガム大学(University of Nottingham)で行われた研究によれば、猫に対する知識や経験があると自己評価する人は、猫が触られたくないと感じる場所もモフってしまう傾向が高いと判明した、とのこと。

一般に、猫には顎の下や耳の付け根など触られると喜ぶ場所がある一方で、お腹など触られたくないと感じる場所があることが知られていますが、「自称」猫に詳しい人たちは猫が好む場所に加えて、猫が嫌がる場所にも手を伸ばしていました。

どうやら猫に対する経験や知識の自己評価と、猫にとってのベストな接触方法を実践できるかは別問題なようです。

しかし、いったいどうして猫に詳しい人ほど、猫の嫌がる場所を触ってしまうのでしょうか?

研究内容の詳細は2022年7月15日に『Scientific Reports』にて公開されています。

知識や経験は動物たちの「生存」に役立つが「幸福」にできるだろうか?

「自称」猫に詳しい人ほど猫が嫌がる場所をモフってしまうと判明!
「自称」猫に詳しい人ほど猫が嫌がる場所をモフってしまうと判明! / Credit:Canva . ナゾロジー編集部

人間と動物のかかわりにおいて、人間側の知識・経験・性格特性は動物の健康と幸せにおいて重要な要素です。

動物園のパンダやコアラを飼育するには、動物に対する深い知識や経験を身に着け必要があるだけでなく、性格的な部分も動物の世話に向いていなければなりません。

適切な知識・経験・性格特性は動物たちの「生存」に直結する問題と言えるでしょう。

しかし、人間の知識・経験・性格特性と動物たちの「幸福」はどのように関係しているのでしょうか?

動物にかんする知識と経験があればあるほど、性格特性が好ましいほど、動物たちの「生存」をより確かなものにできるのは間違いありません。

ですが、生存が保障されている状態において、人間側の知識・経験・性格特性が動物たちの「幸福」にどれだけ影響するかは、あまり検証されてきませんでした。

調査が進んでいなかった原因は、動物にかんする知識や経験があればあるほど、性格特性が好ましいほど、動物たちが「幸福」になれると、多くの人々が信じていたからです。

そこで今回、ノッティンガム大学の研究者たちは、代表的なペットであるを対象に、人間側の知識・経験・性格特性が猫の「幸福」と本当に連動しているかを調べることにしました。

調査にあたってはまず119人の被験者が募集され、猫を飼った経験や一緒に過ごした年月に加えて、自分がどれだけ猫の行動や仕草に詳しいかを自己評価してもらいました。

同時に被験者たちには心理テストを受けてもらい、協調性・誠実性・外向性・神経症・開放性に関する評価が行われました。

人間側の調査が終わると、いよいよ猫との「触れ合いタイム」が開始されます。

被験者たちは見知らぬ3匹の猫と引き合わされ、5分間に、近づいてきた猫をモフる権利が与えられました。(※自分から猫を追いかけることは禁止されていました)

被験者たちと猫の触れ合いはビデオに記録され、研究者たちの分析にまわされます。

すると意外な結果が明らかになります。

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