言語能力が低いと「同性カップル」を差別しがちである オーストラリアの研究

society 2018/06/04

Point
・認知能力の低い人は、同性カップルに対して差別的な態度をとる傾向にあることが判明
・認知能力の中でも特に「言語能力」が低い人において顕著な傾向が見られた

Intelligence誌に掲載された研究により、認知能力の低い人は同性カップルに差別的な態度を取りやすいことが分かりました。認知能力とは「理解」「判断」「推論」「記憶」「言語理解」などの、知的機能に関する能力のことをいいます。

The cognitive roots of prejudice towards same-sex couples: An analysis of an Australian national sample

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0160289617303628

オーストラリアで行われたこの研究においては、クイーンズ大学の研究者が国内11,654人からのサンプルを分析。認知能力については、心理学で使用される「数唱」や「読み書き」など3つの認知テストを行って調査を実施しました。

調査の結果、認知テストの成績が低いと、同性カップルやLGBTへの平等な権利において反対的な立場をとる傾向があることがわかりました。また、興味深いことに、この傾向は認知能力の中でも特に「言語能力」が低い人において顕著にあらわれました。

この発見により「認知能力」と「同性カップルに対する偏見」について関連性があることが明らかになりました。注意しなければいけないのは、同性カップルに否定的な立場を取るすべての人が認知能力が低いというわけではありません。

研究者のフランシスコ・パラレル氏は、「一般的な認知能力レベルを改善し、高等教育への参加を増やす必要があります」と述べており、同性カップルへの差別や偏見が広がってしまうことへの懸念を示しています。

 

via: PsyPost, INQUISITR / translated & text by ヨッシー

 

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