男性が信じるのは「自分」。男性ホルモンが多い男性は宗教への関心を失う

spiritual 2018/06/05

Point
・男性ホルモン値が高い「老人男性」は、宗教への関心が減少することが判明
・男性ホルモンであるテストテロンとデヒドロエピアンドロステロン(DHEA) が高い人にその傾向がみられたが、理由は定かではない

マギル大学が発表した研究により、男性ホルモンであるテストステロンデヒドロエピアンドロステロン(DHEA)の数値が高い老人男性は、宗教への関心が現象する傾向にあることが明らかになりました。

Are Men’s Religious Ties Hormonally Regulated?
https://link.springer.com/article/10.1007/s40750-018-0094-3

テストステロンとDHEAは、どちらも主要な男性ホルモンの一つとして知られています。特にDHEAは、経口摂取を増やすと老化プロセスを遅らせたり止めたりすることができる「若返りホルモン」として、サプリメント等の輸入が盛んに行われています。

今回の研究では、研究全米社会生活健康加齢プロジェクト (NSHAP) の過去の資料から得られた、57歳以上の男性1,071名のデータが調査の対象となりました。

その結果、テストテロンとDHEAの数値が高い老人男性ほど宗教との関わりが減少していることが分かりました。彼らは、宗教関連のサービスに出席することが少なく、宗教的な話題を選ぶ可能性が低いことが確認されたのです。

研究者のボビー・ダス氏は、「今回の研究に対する反応として、“テストステロンなどの男性ホルモンが人を無神論者にする” といった早まった意見も目にしましたが、あくまでもこの研究でわかったのは、性ホルモンが宗教活動に影響を与える要因のうちの一つかもしれないといったことです」と述べ、研究結果の慎重な解釈を求めています。

 

男性ホルモンの多い男性が宗教に興味がないからといって、「女性」が信心深くなりやすいといった結論を出すのは早計のようです。女性や若者についてのさらなる研究が待たれます。

 

via: PsyPost / translated & text by ヨッシー

 

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