ロマンしかない。江戸時代から現代の「おみやげ」1300点が一堂に会する企画展「ニッポンおみやげ博物誌」がはじまるよ!

spot 2018/06/09
Credit: rekihaku.ac.jp

ニッポンおみやげ博物誌」企画展示が、2018年7月10日(火)から国立歴史民俗博物館にて開催予定!江戸時代から近現代にかけて展開してきた「おみやげ」文化。本展は「おみやげ」が生まれる場所とその特質おみやげと旅を経験する人々との関係、そして旅の果てにたどりつくおみやげの行方に注目し、1300点もの「おみやげ」を展示、変遷や背景をたどります。

これはロマンティックが止まらない。

「UKOKU」はアイヌ文化の「輪唱」のことで、世代交代しながら文化が受け継がれる様子がイメージされている

日本人を魅了して止まない「おみやげ文化」。その威力は、ときに「数式をこさえた学術論文」まで登場してしまうほどです。

『私たちはお土産にどの八ッ橋を買えばいいのか』(京都大学)
http://www.ml.ist.i.kyoto-u.ac.jp/retraction
※現在は再現性の問題などから論文を撤回し、最終著者に「アンコの摂取を12時間禁止する」という謹慎処分を執行したとのこと。完全に遊んでます。

そう、人間にここまでさせる力がおみやげにはあるのです。

そんな凄まじい破壊力の「おみやげ」文化ですが、そもそもおみやげ文化が日本独特のものだと知っていましたか?

「おみやげ文化」は日本独特のもの?

そもそも「おみやげ」とは、旅行先などでその土地の名物を買い求め、友人や身内など身近な人に贈ること。それはただの贈り物ではなく、旅先で得た感動や思い出を、大事な誰かと共有することができる素晴らしいツールなのです。

しかし、実はこのような日本人の「おみやげ」文化かなり変わっています。欧米でのお土産(souvenir)はあくまで「自分のためのもの」であって、時間をかけて現地のものを他人と共有するということは少ないようです。

本展では、このような欧米とかなり異質である日本人の「おみやげ」文化について展示資料から検証。貴重な資料と考察の数々で、日本の素晴らしい「お土産」文化の深淵が覗けます。

 

展示内容

【第1章】 アーリー・モダンの「おみやげ」

近代以後に発達した旅や観光文化の特質の多くは、江戸時代(アーリー・モダン)に育まれました。果たして近代以後のおみやげに与えられていった系譜とは?

【第2章】観光地のブランド化とおみやげへの波及

有名な赤福餅の誕生は、約300年前の宝永四年(1707年)頃です。宝永四年といえば徳川綱吉が将軍だった時代。この頃からすでにおみやげ文化はできつつあったようです。

 

【第3章】現代におけるおみやげの諸相

北海道のおみやげといえばこれ、木彫りの熊。木彫りの熊の第一号は1923年頃に作成されたようです。

 

【第4章】 旅の文化の多様化とおみやげの展開

この章では多様化する旅の目的と、それに関連したおみやげに着目。定番から個性的なおみやげ、海外でしか手に入らないおみやげまで展示されています。

個性的なおみやげといえば、みうらじゅん氏の「いやげ物」ですが、「いやげ物」にも負けない個性的なおみやげがあるかも…。

個性的なおみやげの数々。

 

いやげ物 (ちくま文庫)
みうら じゅん
筑摩書房
売り上げランキング: 27,099

【第5章】 おみやげからコレクションへ―おみやげの「消費」の行方にみる人とモノとのつながり

最後の章で語られるのは、「おみやげの行方」。職場や家庭に運ばれたおみやげは、どのように扱われ、そして忘れ去られていったのか。さらに、おみやげとそれらを集める「コレクター」との関係も考察されています。

 

イベント詳細

開催期間:2018年7月10日(火)〜9月17日(月祝)

会場:国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B

料金:一般:830(560)円 / 高校生・大学生:450(250)円 /小・中学生:無料 /( )内は20名以上の団体

開館時間:9時30分~17時00分(入館は16時30分まで)
※開館日・開館時間が変更になる場合があります。

休館日:月曜日(休日の場合は翌日が休館日となります)
※8月13日は開館します

公式HP:http://www.rekihaku.ac.jp/exhibitions/project/index.html

 

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text by nazology staff

 

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