ご褒美は「大きさ」より「早さ」。報酬をすぐに与えることで仕事のモチベーションが上がると判明

life 2018/06/07

Point
・仕事の報酬をすぐに与えることで、仕事に対する興味や楽しさが上昇することが発見された
・即座の報酬によって、仕事を行う過程に楽しみを感じる本能的なモチベーションが刺激されていると考えられている

 

「おあずけ」は効率を下げるようです。

コーネル大学のケイティ・ウリィ助教授は、仕事への報酬をすぐに与えることで、仕事に対する興味と楽しさが増加することを発見しました。

一連の実験の1つでは、被験者は間違い探しの課題を与えられました。ある被験者には課題の直後に報酬を与えるようにし、他の被験者は課題の1ヶ月後に報酬を与えるようにしました。すると、課題の直後に報酬があった人々はそうでない人々より、報酬が与えられた後に積極的に課題に取り組む人が20%も増加していました。

また他の実験では、「報酬が得られるまでの時間」と「報酬の大きさ」どちらが仕事に影響を与えるか実験を行いました。その結果、報酬が早いほど仕事に積極的に取り組む人は35%も増加していた一方、報酬が大きいことで積極的になった人は19%しか増加しませんでした。

これは、報酬の大きさよりも報酬が得られる早さの方が重要であるということを示しています。

ウリィ氏は研究で行われた一連の実験から、即座に与える報酬が仕事の過程に楽しみを感じる本能的なモチベーションに影響を与えると考えています。ウリィ氏は、本能的なモチベーションについて、「もしあなたに編み物の趣味があり、編み物をするという過程に楽しみを感じるなら、それが本能的なモチベーションです。結果にではなく、行為自体を目的と捉えるものです」と述べています。

仕事や目標を達成するためには、モチベーションの維持が重要です。今回の結果から、モチベーションを維持するために目標や課題を終えたときはすぐにご褒美を与えるようにしましょう。また、企業にとっては、従業員に対して数ヶ月に一度のボーナスを与えるよりも、小分けして頻繁にボーナスを与えた方が従業員のモチベーションを上げることができるといえます。

 

via: EurekAlert / translated & text by ヨッシー

 

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