人間に励まされると犬の問題解決能力が上がることが判明

animals_plants 2018/06/08
Credit: Manchesterfire on Visual Hunt / CC BY-N
Point
・犬を励ますことで災害救助犬の問題解決率が上がることを発見した
・実験ではペット犬と災害救助犬に、人がいる場合といない場合などのケースで問題解決させた
・人がいない場合では災害救助犬は成功することは出来なかったが、励まされた場合では成功率が上がった

 

オレゴン州立大学は、犬を励ますことで訓練された災害救助犬の問題解決を促せることを発見しました。

研究チームは、ペットの犬と災害救助犬の2種類に、ある問題を解決させる実験を実施。問題解決は人がいる場合といない場合で、ソーセージの入った箱を2分以内に開けるというもので、28匹の災害救助犬と31匹のペット犬を比較調査しました。

飼い主がいる場合は、ペットに何もしないように部屋でただ直立している状態と、指示を出さずに言葉やジェスチャーで犬を励ます状態の2つの状態でも実験を行いました。

実験の結果、人がいない場合では2匹のペット犬だけが問題解決に成功し、災害救助犬が成功することはありませんでした。また、人が中立状態でいる場合は3匹のペット犬と2匹の災害救助犬が成功し、人が励ましている場合はペット犬が2匹、災害救助犬は9匹も成功しました。

意外にも、災害救助犬は人がいない場合では問題解決できず、対照的に、ペット犬は人がいない場合でもいる場合でも同じような成績を残しました。また、興味深いことに、災害救助犬は励まされることで著しく問題解決の成功数が上昇していました。

動物学者のモニキュー・ウデル氏は、「ほとんどの犬が励まされている状態では問題に向かう時間が増加しましたが、ペット犬は問題をお遊びのように感じていたようです」と述べました。

研究者らは、飼い主の期待や犬に対する日々の行動に基づいた言動によって犬の課題解決に影響が現れたと考え、より詳しい解明に向かって研究を進めたいと考えています。

 

via: EurekAlert / translated & text by ヨッシー

 

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