うっかり騙された10の疑似科学「磁気治療」

2017.12.24 Sunday

世界には色々な疑似科学があふれています。一見科学的に見えるものも、実は科学的根拠の薄いものも多く、私たちが一生懸命ためたお金を奪っていくことも…。

もしかしたら将来科学的に証明されるかもしれませんが、現状では科学的根拠が薄いものも多いです。

今回は巷で信じられている、または信じられていた、10個の興味深い「疑似科学」とされているものを紹介します。

1. 思考場療法

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Credit: Wikipedia

思考場療法(TFT)は1980年から浮上してきた疑似科学理論です。1980年頃、心理学者ロジャー・キャラハンは一年以上水恐怖症で苦しんでいた患者を治療しました。その恐怖症はとても重く、治療中にプールのそばに座っているだけで、胃痛を訴えたほどだといいます。

元々キャラハンは、過去に東洋医学や経路について学んでいたようです。経路とは、体内を通して流れているエネルギーの重要な通り道と考えられています。鍼治療では胃の経路を打つ領域が頬骨上にあると言われていたことを思い出した彼は、痛みを和らげることを期待して、患者に頬骨のその領域を叩くように頼みました。

すると、奇跡的に胃痛が完全に消え去りました。それどころか、思った以上の効果があらわれました。なんと患者の恐怖症が消えたのです。患者は以前は見るだけで耐えられなかったプールへ向かって走っていき、飛び込み、水しぶきを上げました。このようにして、TFTが生まれました。

それ以来、TFTは「タッピング」として知られるようになりました。施術者によると、感情、身体の両方の病気の治療に使うことができます。感情の不安に対して、患者がしなければならないことは、経験している問題について考えながら、担当するTFTの専門家が勧める指圧点を刺激することです。

タッピングのウェブサイトでは、75から97%の成功率が主張されていますが、このとんでもない数字を支持する僅かな証拠さえ、提供するような実験的研究は今のところありません。

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