「目のシワ」がある人ほど「誠実」とみなされることがわかる

life 2018/06/13

Point
・実験により「目のシワ」がある人ほど「誠実」とみなされることがわかる
・実験において「誠実」とされたのは、偽りのない笑顔「デュシェンヌ・スマイル」の際にできる目のシワ

「シワ」は特に女性にとって大敵。美容業界ではその撲滅を目指しています。しかし、そのシワによって得をすることもあるようです。ウェスタン大学とマイアミ大学の研究者たちの研究により、笑ったり顔をしかめるときに「目の周りにシワができる人」は「信頼できる人」とみなされるように、私たちの脳がプログラムされていることがわかりました。

Generalizing Duchenne to sad expressions with binocular rivalry and perception ratings.
http://psycnet.apa.org/doiLanding?doi=10.1037%2Femo0000410

「真の笑顔」とよばれる「デュシェンヌ・スマイル」をご存じでしょうか?これは19世紀のフランスの神経学者デュシェンヌが「笑顔の研究」により発見したものであり、偽りのない心からの幸せの表情であるといわれています。

また、「デュシェンヌ・マーカー」とは「デュシェンヌ・スマイル」をつくる際の頬の動きを指し、これにより目の周辺にシワが作られます。研究者たちは、左右の目に同時に違った像をみせる「視覚競争」といった方法を用いて、「デュシェンヌ・マーカーを持つ表情」と「持たない表情」の印象の違いを検証しました。

左右の目にそれぞれ違った像を見た時、脳はその2つの像を交互に切り替えながら見ることになりますが、より感情への関連度の高い像が頻繁に知覚されます。実験の結果、「デュシェンヌ・マーカーを含む表情」が常に優勢となりました。つまり、目のシワを含む「デュシェンヌ・マーカーを持つ表情」の方が人にとってより好ましい表情であるといえます。

また、参加者は表情について「誠実さ」の尺度を評価しました。すると、目のシワが特徴的な「デュシェンヌ・スマイル」と「悲しい表情」がより誠実であると評価されました。

「これらの発見は、私たちの中に感情を読みとるための潜在的な “言語” があることを示しています」と説明するのは、研究を率いたノール・マレク博士です。彼はまた、「例えば、もし見知らぬ人の笑顔が “本物” かどうかを知り、その人物が信頼できるかがわかれば、彼らを避けるべきかどうか警戒することが出来ます」と語り、他人の「誠実さ」の判断が私たちの危機管理能力に関わっていることを示唆しています。

 

via: Mail Online/ translation & text by SENPAI

 

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