人は夕方に衝動的、朝に論理的なツイートをする 8億のツイートを分析して判明

psychology 2018/06/22

Point
・Twitterで24時間ごとにつぶやかれる内容を基に人の思考パターンを調査しました
・調査から、人の思考は時間によって変化し、分析的思考と関心事の2つが大きく変化に関わっていました
・この変化は脳神経や概日リズムなどのホルモンレベルでの変化が影響してると考えられている

20日、PLOS ONEに掲載された研究によると、SNSのTwitterでつぶやかれる言葉を分析することで人の思考パターンが24時間周期で変化することが発見されました。

Diurnal variations of psychometric indicators in Twitter content
http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0197002

研究では、人の思考が時刻によって変化するか確かめるため、英Twitterのツイートを毎時間ごとに集め、4年間分のツイートを医学知識とAIをもとに分析。分析されたツイートは約8億ツイートで、単語にすると70億語ものデータが用いられたとのこと。

分析の結果、つぶやかれる単語の傾向から、人の感情や認知が時間によって変化し、さらに時刻によって特徴があることがわかりました。

特徴の1つは、朝6時において分析的思考が顕著になること。その時間帯において、語彙や表現と論理的思考において相関関係が見られました。また、夕方や夜になるとこの思考がより感情的や経験的なものになります。

分析で用いられた73の心理測定法から、研究者はデータから見られる時間的な変化に大きく影響を与えている2つの要因を発見しました。

1つ目は、分析的思考です。これは、知能や教養と関係がある名詞や冠詞、前置詞の使用をもとに測定されます。分析的思考が最も顕著になる時間帯は朝の5時から6時頃で、さらにこの時間帯には功績や能力についての思考が見られます。また、夕方や夜になると思考が社会的や衝動的、感情的になる傾向が見られました。

2つ目は、現実的な関心事です。これは朝の3時から4時に最も影響が現れています。ただしこれは、ポジティブなものではありません。

研究から、昼と夜では、関心事や感情的なプロセスと関連した言葉が大きく変化していることがわかりました。また、脳神経活動や概日リズムなど、ホルモンレベルでの変化が影響を与えていることも考えられます。さらに研究では、認知や感情の変化は24時間で予測可能なものであることが明らかにされました。

研究のプロジェクトリーダーであるネロ・クリスティーニニ氏は、「医学的な分析を正確に行えば、社会学的にも生物学的にも有用な情報が明らかになるでしょう。私たちは分析を最も有効活用できる方法を模索しています」と述べました。

 

悪用厳禁。他人を動かす7つの心理的効果とその対処法

 

via: EurekAlert / translated & text by ヨッシー

 

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