他人の夢に入り込んで「テレパシー」を送る実験

spiritual 2018/06/22
Credit: learning-mind

ドリーム・テレパシー

「ドリーム・テレパシー」とは、寝ている「テレパシー受信者」の夢に起きている「テレパシー送信者」が任意の影響を与えることができるとするもの。決して新しい概念ではありません。精神分析の父とされるフロイトも、テレパシーが夢に与える影響について考察していたことで知られています。

ドリーム・テレパシーに関する実験については、1960年代のモンタギュー・ウルマンとスタンリー・クリップナーによるものが有名です。その内容は、映画や写真などの「テレパシー送信者」が無作為に選択した素材を、「テレパシー受信者」の夢の中に登場させることができるのかについて検証したもの。

そして、10年以上にわたるその実験の結果、その「テレパシーの力」は、統計学的には「存在している」ことが証明されているのです。

 

ドガの絵画『ダンス教室』を用いた重要セッション

中でも意義のあるセッションとして知られているのが、エドガー・ドガ作の絵画『ダンス教室』を用いたもの。テレパシー送信者が『ダンス教室』のイメージをテレパシー受信者に送ったところ、受信者は自らがみた夢の内容について次のように答えています。

「私は5、6人の人がいる教室にいました。学校のようでした。そして、ある女の子が私と踊ろうとしていました」

 

そして実際の絵画がこちら。

「女の子」「踊る」「学校のような場所」…。何もs、絵画の特徴と酷似しているのではないでしょうか。

もちろん完全に詳細を言い当てているわけではありませんが、偶然にしては出来すぎている気もします。

 

テレパシーは「量子もつれ」で説明できる?

どうしてこのようなことが起こるのでしょうか?

一つの説として、テレパシーの原理が「量子もつれ」によるものといった考え方があります。量子もつれとは、全く別の場所にある2つの粒子が、何の媒介も通さずに影響し合うことをいいます。

すなわち、物理的接触がないはずの「テレパシー送信者」と「テレパシー受信者」の間に「テレパシーの力」による量子もつれが起こり、何らかの形で受信者の夢に影響を及ぼしたのではないかというのです。

この物理学の常識を覆す理論が、現時点では非科学的な「テレパシー」について説明しようとしているのはうなずけます。

このように、残念ながら「ドリーム・テレパシー」の仕組みについて完璧に説明できる理論は今のところ存在していません。つまり、学問的にいえば「ドリーム・テレパシー」は、再現性のない「超心理学」に分類されてしまうのです。

ただ夢自体もまだ解明されていないことが多く、いつ私たちがテレパシーを受け取ってもおかしくない…かもしれません。

夢と知りながらみる夢「明晰夢」がメンタルに良い効果があることがわかる

 

via: learning-mind / translated & text by なかしー

 

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