普通はありえない「オレンジ色のオーロラ」が英スコットランドに出現!
普通はありえない「オレンジ色のオーロラ」が英スコットランドに出現! / Credit: spaceweather.com(Photo:Graeme Whipps)
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普通はありえない「虹色のオーロラ」がイギリス上空に出現!

2023.12.05 Tuesday

”光のカーテン”とも形容されるオーロラは、その多くが緑色として現れます。

しかし11月25日、英スコットランドのアバディーンシャー上空で、きわめて珍しい「オレンジ色のオーロラ」が出現し、話題となりました。

専門家によると、赤や緑はあってもオレンジ色のオーロラは普通は起こりえないという。

どうしてオレンジ色のオーロラは見られないのでしょうか?

また、なぜ今回はオレンジ色となって現れたのでしょう?

‘Impossible’ orange auroras spotted in UK after solar storm slams into Earth https://www.livescience.com/space/the-sun/impossible-orange-auroras-spotted-in-uk-after-solar-storm-slams-into-earth What’s up in space(spaceweather.com) https://www.spaceweather.com/archive.php?view=1&day=26&month=11&year=2023

オーロラが発生する仕組みとは

オーロラはどうやって発生するのか?
オーロラはどうやって発生するのか? / Credit: canva

オーロラは、太陽から放出されたプラズマが地球に飛来し、上空の大気層に衝突することで起きる現象です。

太陽は毎秒100万トンのペースで、プラズマ化した粒子を宇宙空間に放っています。

この活動を「コロナ質量放出(Coronal mass ejection:CME)」と呼びます。

原子は通常、原子核とその周りをまわる電子から構成されますが、太陽が超高温のために原子核と電子がバラバラ(電離)になって、電気を帯びた状態となります。

これが「プラズマ」です。

次に、太陽から飛んできたプラズマは地球の大気層にぶつかります。

大気層は酸素分子や窒素分子から成りますが、そこに含まれる電子がプラズマの衝突によってエネルギーをもらいます。

これを「励起(れいき)状態」と呼びます。

プラズマの衝突で地球大気の電子が「励起」する
プラズマの衝突で地球大気の電子が「励起」する / Credit: 国立大学附属研究所・センター会議 – 名古屋大学・宇宙地球環境研究所 塩川和夫 教授提供

しかし、励起した電子は不安定であるため、しばらくすると元の安定した状態に戻ります(上図の右)。

このとき、電子はプラズマからもらったエネルギーを外に放り出します。

この放り出されたエネルギーが光となって現れるのがオーロラです。

では、オーロラの色はどうやって決まるのでしょうか?

次ページオーロラの色は何で決まる?

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