信頼できるのは目が大きい人? 脳は初対面の人を見た時にどう反応しているのか

science_technology 2017/12/27
Credit: Pixabay

「40歳過ぎたら自分の顔に責任をもて」というのは、リンカーンの有名な言葉。顔にはその人の人格があらわれているので、40歳も過ぎれば、その人の品性や知性、考え方がそっくり顔にあらわれるそうです。恐ろしい。

Effects of Attention and Emotion on Face Processing in the Human Brain: An Event-Related fMRI Study
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0896627301003282

ヘブライ大学の研究チームが人間の脳がどのように顔を認識するのかを調べたところ、顔から読み取れるのが脅威か信頼性かを、脳は優先して判断しているとのこと。

つまり私たちは、顔を見た瞬間にその人を信頼できるか、もしくは脅威に感じるかを判断しているのです。

行動研究として、同大学のRan Hassin氏は、参加者に瞬時に変化する300セットのイメージを用意しました。片目には人の顔を見せ、もう片方の目には図形を見せます。そして参加者には、人の顔を見たらパソコンのキーを押すように指示しました。また表示する顔の表情は、喜怒哀楽様々な感情を表現しています。

一度脳が顔を認識すると、そのイメージは意識へ移され処理されます。そのとき一番素早く脳に認識されたのは、「権力と支配性」をあらわす表情だったことがわかりました。また笑顔など、感情表現が豊富な顔も認識は早いようです。さらに目は感情をよくあらわすことから、Hassin氏いわく、「大きな目の人は、より信頼できると認識されています」。日本のことわざでも「目は口ほどにものをいう」といいますが、大きな目は信頼性にも結びつくようです。

Credit: Sciencedirect

これらの判断方法はもちろん個人差もありますが、行動や気分障害の研究にも貢献すると考えられています。また、PTSDやうつ病に苦しむ人の助けになるかもしれません。同様に、自閉症の患者に対して配慮ある行動の訓練になるのではとHassin氏は話しています。

 

今度から目を見開いて話してみるといいかも……?

 

via: formthegrapevine / translated & text by nazology staff

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