タイ洞窟 4人の少年の救出方法とは?

society 2018/07/09

タイの洞窟に遭難していた子どもたち13人のうち、4人が「良好な健康状態」で救出されました。彼らは4kmもの道のりを酸素タンクを背負って移動したわけですが、少年たちは泳げません。さらにそのうち1kmは水中でフルフェイスのマスクを被ることを強いられました。

それでは一体、彼らはどうやってこの危機を乗り越えたのでしょうか?

水泳の授業がまれであるタイ王国。この救出をさらに難しくしてたのが、少年たちが「泳げない」といった事実でした。そのため少年たちは、ここ数日間でダイバーから泳ぎやダイビングを学んでいたとのこと。

そして4人の救助においては、13人の洞窟ダイバーと、5人のタイ王国海軍特殊部隊のダイバーが準備。救出は少年1人につき2人のダイバーが補助をする形で行なわれました。

洞窟の中に1か所だけ存在する、人1人が酸素タンクなしで通るのがやっとの「難関ポイント」においては、酸素タンクを背中からおろしてすり抜ける必要があったといいます。

Credit: theguardian / 救助活動の様子

当初6時間と見込まれた救出時間でしたが、作業はスムーズに進み、4人は予定よりも数時間早く救出されました。残り9名の救出については、酸素タンクなどの準備が整いしだい再開される予定です。

洞窟に入った後に想定していなかった大雨が降ったことで、洞窟から出ることができなくなった少年たち。救助班は、脱出を容易にするために排水作業を続けていますが、時間に猶予はありません。現在雨季にあたるタイにおいて、いつ洞窟がさらなる豪雨に襲われてもおかしくないのです。

世界中からの注目を集めるこの救出劇ですが、多くの人が救出のためのアイデアを提供しています。テスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏は、ダイバーが容易に運べて、中に子どもを収容することができる「小型潜水艦」の提供を申し出ているとのこと。

Credit: @elonmusk

実際にこれが残りの少年たちに活用されるかどうかは分かりませんが、マスク氏はタイ政府や専門家とのコンタクトを続けているようです。彼のツイッターにはテストの様子もアップされています。

先日救出作業を行なっていたダイバーが死亡したことで、現場の緊張感は非常に高まっています。残った少年ら9人の体力の低下も案じられ、救出活動は時間との戦いとなるでしょう。

 

via: sciencealert / translated & text by なかしー

 

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