どう見てもホラー。世界初の「フルカラー3Dレントゲン」が登場

technology 2018/07/18
見た目は怖い
Point
・世界初となる「フルカラー3Dレントゲン」が開発される
・CERNの大型ハドロン衝突型加速器における「粒子追跡」の技術を応用することで、この新技術が実現した

ちょっとホラーですが、医療にとっては大きな進歩と言えそうです。

ニュージーランドに拠点を置く3Dスキャナメーカー “MARS Bioimaging” 社が、世界初の「フルカラー3Dレントゲン」を開発しました。あの「白黒2Dレントゲン」が姿を消すのも、そう遠い未来のことではないかもしれません。

スペクトル分子イメージング(spectral molecular imaging)を用いることで実現させたこの新技術。なかなかインパクトの強い画像ですが、これが実際の医療の現場において、医師の正確な診断を助けるものとなりそうです。

かかと付近の画像。黄色っぽい脂肪のようなものが確認できる

体内の色や、物質の違いを判断しているのは「Medipix」と呼ばれる画素検出チップ。髪の毛一本の細さであっても検出することが可能です。「Medipix」はもともと、ヨーロッパ原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器において粒子を追跡するために開発されたものであり、それが今回「医療の分野」において応用された形となります。

“MARS Bioimaging” 社のCEOであるフィル・バトラー氏は、「たとえば木の写真を撮った時に、葉の色が『白黒』であればその木が病気であるかどうかは分かりません。しかし、そこに『色』があれば明確に木の症状がわかるでしょう」として、この「フルカラー3Dレントゲン」の活躍を確信しています。

この技術の開発には、およそ10年もの月日が費やされました。しかし、今もなお “MARS Bioimaging” 社はさらなる製品の改良に努めているため、私たちがその恩恵を受けるのはもう少し先のこととなりそうです。

 

via: mentalfloss / translated & text by なかしー

 

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