多くの人が日焼け止めクリームの塗る量を間違っている

life 2018/07/28

Point
・一般に人々が日焼け止めクリームを塗る量は不足しており、十分な防護効果を得ていない
・SPF20の日焼け止めクリームを一般の人が塗るように薄く塗ると、SPF4ほどの効果しかない
・薄く塗ってしまう傾向を考慮に入れてSPF30以上の日焼け止めクリームを使うことを推奨

その日焼け止めクリームの塗り方、間違っているかもしれません。

典型的な方法で日焼け止めを塗ると、SPF値を元に期待される防護効果のたった40%しか無いことが明らかになりました。多くの皮膚がんは日光に含まれる紫外線によってDNAが損傷することで起きます。

ガンの原因でもある、有害な紫外線によるDNA損傷から肌を守るためには、日焼け止めクリームの量は1平方センチあたり、1.3から2.0ミリグラム。しかし調査によると、多くの人が0.75ミリグラムほどしか塗っていないことがわかりました。

Sub-optimal Application of a High SPF Sunscreen Prevents Epidermal DNA Damage in Vivo
http://www.medicaljournals.se/acta/content/abstract/10.2340/00015555-2992

科学者は、塗る量が少なくなる傾向を補うために、よりSPF値の高い日焼け止めクリームを身につけることを提案しています。

「多くの人が、製造者がテストした時のようには日焼け止めクリームを使っていないことを考慮すると、必要と考えているSPFよりも高いSPFの製品を使ったほうがよいでしょう」と指摘するのは、研究を率いたキングスカレッジのアンソニー・ヤング教授。

SPF20の日焼け止めクリームを1平方センチあたり0.75ミリグラムしか塗らなかった場合、実際の防護効果はSPF4程度しかありませんでした。

実験に協力したのは、ボランティアの16人。日常の場面を想定した方法で紫外線にあたってもらい、皮膚のDNA損傷の程度を測定。紫外線に当たる際、異なった量の日焼け止めクリームを塗ってもらいその効果を評価したのです。紫外線照射は日焼け止めクリームを塗ってから15分以内に行われ、皮膚の生検は照射直後に行われました。使用した日焼け止めクリームはEUの基準に従ったものです。

結果、製造元が推奨する量の日焼け止めクリームを塗って、休暇時の環境の紫外線に当てられたグループが最も強力な防護を受けていました。このグループは何日にも渡って強い紫外線にさらされていました。それでも、一般に塗られている薄い使用量と比べるとダメージが少なくなります。

理論的にはSPFは15もあれば、十分紫外線を防ぐことができます。しかし、実際の利用シーンで十分な量が使われないことを考えると、SPF30以上のものを選んだほうが良さそうです。また、塗る時にムラができることもよくあるので、日焼け止めクリームを過信せず、衣服や日除けも一緒に利用すると良いでしょう。

 

「自撮り」を1日3回以上すると健康に悪いという研究結果

 

via: The Guardian/ translated & text by SENPAI

 

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