・ハワイ諸島、カウアイ島沖にて「イルカとクジラのハイブリッド」が発見される
・遺伝子検査の結果、それが「F1(雑種第一代)」であることが分かる
・研究チームはさらなる研究を実施する予定
ハワイ諸島最北端の島、カウアイ島の沖にて信じられない生物が発見されました。その海洋生物は「イルカとクジラのハイブリッド種」であり、正確にはシワハイルカとカズハゴンドウのミックスであるとされています。
研究チームがそのハイブリッドとおぼしき生物に遭遇したのは2017年の8月でした。そして先日発表されたレポートにより、その種が見た目だけではなく、生物学的にもハイブリッドであったことが示唆されています。
http://www.cascadiaresearch.org/files/publications/Bairdetal2018_Kauai.pdf
研究チームは「生検法」を行い、その「推定ハイブリッド」の遺伝子を調査したところ、それがシワハイルカとカズハゴンドウの「F1(雑種第一代)」であったことが示されたのです。
これらの種の間のハイブリッドが確認されたのはこれが初めてのことであり、研究者もこれを「非常に珍しい発見」であると述べています。
このハイブリッドは、カズハゴンドウと共に泳いでいるところが観測されました。8日間に渡る調査の中で、その群れはおよそ486マイル(782キロメートル)移動しており、岸からおよそ27マイル(43キロメートル)の位置に滞在していました。
研究チームは、カウアイ島にてもう一度さらなる調査を実施する予定です。研究プロジェクトのリーダー、ロビン・ベアード氏は、「そのハイブリッドについて、より正確な形態学的な調査ができるように、次は海中の映像も収めたい」として、さらなる研究に意欲を燃やしています。
via: dailymail, independent / translated & text by なかしー