50年前に「文明の終わり」を予測していたMITのコンピューター

artificial-ntelligence 2018/08/28
Credit: ABC News/YouTube

1970年代初頭、マサチューセッツ工科大学(MIT)の優秀なエンジニアが開発したコンピューターが、ある「予言」をしたと言われています。その内容は、「地球の文明の終焉」を告げるといったおぞましい内容のものでした。

エンジニアの名はジェイ・ライト・フォレスター。「システムダイナミクスの父」とされる人物です。彼がベースを開発したそのコンピューター・モデルが、恐ろしい「予言」を語った張本人になります。

MITの研究者たちは当時、国際シンクタンクである「ローマクラブ」から「ある委託」を受けます。そして彼らはその委託に基づき、この「有限」な資源に囲まれた地球の中で、私たちの未来がどのようになるのかについての「予測」を発表したのです。

1972年に成長の限界というタイトルで発表されたこの研究は、歴代の環境保護のカテゴリーの中で最も売れた本であり、楽観視できない地球の未来について書かれてあります。そこでは、地球の「成長」において最も大きなインパクトを持つ「人口増加」「農業生産」「再生不可能な資源の枯渇」「工業生産」「公害」といった「5つの要素」について語られました。

そしてフォレスターが開発したモデル “World1” をさらに改良した “World3” によって「地球の未来の計算」を行った結果、このペースでいけば私たちの社会は今世紀(21世紀)のどこかで限界を迎え、崩壊するといった恐ろしい結論が導き出されたのです。

『成長の限界』が発表されて以来、その悲観的な理論は直ちに多くの批判にさらされました。しかし驚くべきことに、それからおよそ50年経った現在に至るまでに、私たちはおよそ「予言どおり」の道筋をたどっているのです。

先日、オーストラリア放送協会(ABC)が Youtube においてこの「予言」に関するTVシリーズを公開したために、この話題が再燃しています。果たしてその「予言」どおりに私たちは近い将来に危機を迎えるのでしょうか。それともこれが「ノストラダムスの大予言」と同じ運命をたどるのかは、まさに「神のみぞ知る」です。

 

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via: sciencealert / translated & text by なかしー

 

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