古代マヤの都市を治めていた「王の石像」が発見される

history_archeology 2018/08/31
Credit: INAH
Point
・マヤ文明の都市パレンケを統治していたキニチ・ハナーブ・パカル1世の像が発見された
・これまでもパカル1世の像は発見されており、深いシワから高齢時に制作されたと推測されている

マヤ文明の古代遺跡パレンケにて、パレンケ都市を統治していた王様のキニチ・ハナーブ・パカル1世の像をメキシコの考古学者が発見しました。

パカル1世は、最も長くパレンケで統治を行った人物として知られています。彼は有史615年に12歳という若さで王に即位し、80歳で死去するまで約68年間もパレンケを統治しました。彼は数多くの建築を行っており、今日まで彼の建造物は残っています。

メキシコ国立人類学歴史研究所の調査隊が、遺跡の排水システムを調査中に発見。この像は建築物の装飾品として長らく飾られていたと考えられています。

Credit:ebulon/Jamie Dwyer/Wikimedia Commons / 10代の頃のパカル像(左図)と青年時代のパカル像(右図)

この像には、美しい白さをもつアラバスターと呼ばれる鉱物の断片やセラミック、真珠、動物の骨など様々な物質から成り立っています。当時のアラバスターは非常に高価で、パレンケには珍しいものです。

興味深いことに、今回発見した像の顔には深く彫られたシワが目立ちます。これまでパカル1世の10代の頃の石像や青年時代の石像が発見されていますが、今回の石像のシワを見る限り、パカルが高齢のときに制作されたものだと推測されています。

考古学者のベネガス・デュラン氏は「他の地域で見られる石像や壁画は表現が簡素なのに比べて、パレンケは具体的な特徴を忠実に再現しようとしているので、非常に注目されている」と語っています。

研究チームは今後、さらなる像の分析と遺跡の調査を進める予定です。

 

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via: ScienceAlert / translated & text by ヨッシー

 

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