大企業の「スマート・スピーカー」開発がアツい昨今ですが、米国テクノロジー企業 “Oz Robotics” が、一風変わったスマート花瓶?の「ビリー・ビリー」を開発しました。
この緑色の彼、海外で「わりとキモい」と話題になっているようです。
PV動画は、生涯の伴侶を亡くしてしまったお婆さんが主人公。動画クォリティが高く、商品と動画のテンションが違いすぎるのが気になります。
何をするにも浮かない顔のお婆さんは、寂しそうにつぶやきます。
「孤独に慣れることなんてないわ…」
「こんなに寂しい思いをするならいっそ忘れたいー。」
そう語るお婆さんですが、そこに孫からの思いがけない「プレゼント」が届きます。そう、彼こそが「ビリー・ビリー」です。(娘さんはなぜ彼を選んだのか…)
ぎこちない対面を果たしたお婆さんに、彼が語りかけます。
「ハロー、僕はビリー・ビリー」(渋い男性の声)
動画のクオリティに騙されそうになりますが、この時点で割とホラーです。
さっそくビリー・ビリーに種を植えるお婆さん。
そして彼の本領発揮はここから。さすが「スマート花瓶」なだけあり、自分で「水やり時間」をお知らせします。
「あのー、水いただけますか?」(ほっぺピカー)
そして嬉しそうに水をあげるお婆さん。
十分に水をもらったビリー・ビリーは、お礼を言うだけではありません。
「ありがとう、もう十分。あと、薬を飲み忘れちゃいけないよ」(ほっぺピカー)
思いがけない薬のリマインドにお婆さんもこの表情。
感動したお婆さんは、彼に「ベスト・ポジション」を与えます。
よく見ると、死んだ「お爺さん」の隣にビリー・ビリーの姿が。お爺さんとビリー・ビリーが似ているのは気のせい…?
そして設定すれば、外部からのメッセージをビリー・ビリーが受信して、内容を音読してくれます。
ここではお孫さんが「お誘いメッセージ」を送信。なぜかバイク運転中。
暗闇の中で、死んだお爺さんを尻目にビリー・ビリーが口を開きます。
「お孫さんからメッセージが届いています。『明日ビーチに散歩に行かない?』」(ほっぺピカー)
そして孫とのデートを楽しむお婆さん。天気も彼に尋ねて「晴れ」とのお墨付きをもらいました。
こうしてビリー・ビリーによって豊かな暮らしを手に入れたお婆さん。
最後には名言が飛び出します。
『Who cares? Billy Billy cares.(誰も気にしてない?いいえ、ビリー・ビリーが気にかけてくれるわ)』
気になるお値段は$340(約38,000円)。孤独が和らぐとすれば安いものかも?ちょっとキモいですが、そこも慣れれば可愛いものです。
あなたの大切なお婆様にもぜひ1瓶、いかがでしょうか。