「上司への呪いで業績向上」「自分で尻から内視鏡検査」世界のトンデモ研究が表彰されるイグノーベル賞2018が発表!

fun 2018/09/14

年に一度の祭典イグ・ノーベル賞の授賞式が、2018年9月13日に行われました。

イグ・ノーベル賞とは、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるノーベル賞のパロディーです。その人気は非常に高く、毎年ハーバード大学で行われる授賞式の参加券にはプレミアがつくほど。

今回は、2018年度第28回イグ・ノーベル賞を受賞した研究を紹介します。部門は全部で10ありますが、どれも常軌を逸した研究となっています。

ブードゥー人形で上司を呪うと好影響

これは経済学賞を受賞した研究です。

ブードゥー人形とは、西アフリカで信仰されているブードゥー教と呼ばれる宗教が黒魔術で用いる道具の1つです。呪いたい人物の魂を人形に宿し、人形を針で突き刺すと苦しみが訪れるといわれています。

ウィルフリッド・ローリエ大学の研究者は、上司に復讐することは自らの立場を危うくするのに復讐に駆られてしまう背景を理解するために研究を行いました。

実験の結果、ブードゥー人形で上司を呪うことで、「不公平だ」と感じる感覚が減少していたとのこと。これは、労働者が不公平さの感覚から不安や抑うつ状態になって、仕事の生産性低下を防ぐ効果が報告されています。

効果はばつぐんかもしれませんが、あまり自分の会社では実践したくない研究です。

ジェットコースターは腎臓・尿管結石に効果あり

医学賞では、ジェットコースターに乗ることで腎臓・尿管結石を除去することができるという研究が受賞。

これは、ディズニーランドのビッグサンダー・マウンテンの「後方の席」に座ることで、結石を70%の確率で排出できるという発見です。ジェットコースターの後方に座ることで、結石が適度な振動を受けて腎臓や尿道から膀胱へ通過したと考えられています。

Credit: Michigan State University / 実験中の様子

ちなみに実験で用いたジェットコースターでは、ビッグサンダー・マウンテンが唯一効果が見られ、スペース・マウンテンや他のコースターでは失敗に終わったそうです。

ビッグサンダーマウンテン効果すごい。

座った姿勢の内視鏡検査を実際に試した

日本人研究者も受賞を果たしています。

長野県の総合病院に勤める堀内医師は、『座った姿勢で大腸内視鏡検査を行うと苦痛が少ない』ことを実際に自分で確かめたことで医学教育賞を受賞しました。

Credit: ImprobableResearch / 絵面のシュールさが際立ちます

堀内医師は、内視鏡検査の痛みや不快感を軽減する方法を模索している中、座った状態での検査方法を思いついたといいます。実際に4回検査を行い、痛みや不快感について研究としてまとめた功績が評価されました。

ネット上では、意外にも「実用性がありそう」と人々から熱い眼差しが送られています。

その他の受賞研究

その他の7部門の受賞は以下になります。

人類学賞:動物園のチンパンジーと来訪者がお互いに動きを真似する現象の発見

生物学賞:ワイン専門家は雌のハエがワインに入ると気づくことができる

化学賞:人の唾液が洗剤としての役割を持つ

文学賞:ほとんどの人は商品の説明書を読まない

栄養学賞:人肉の栄養価は他の食物より劣る

平和賞:運転中に人が叫んだり悪態をついたりする頻度や動機、効果について

生殖医療賞:切手を用いて男性生殖器が正常に機能するか確認する方法

 

どれも非常に興味深い研究ばかりです。9月22日からは東京でイグ・ノーベル賞の展示会が世界で初めて行われるので、興味がある人はぜひ展示会に足を運んでみてくださいね。

 

タイトルだけで笑える。世界初の「イグ・ノーベル賞」公式展覧会『イグ・ノーベル賞の世界展』が日本で開催!

 

via: TheGuardian / translated & text by ヨッシー

 

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