世界初、水素で走る夢の電車がドイツでデビュー!まずは2両でお試し

technology 2018/09/18
Point
・ドイツ北部でアルストム社製の燃料電池列車の運用が開始される
・燃料電池は水素と酸素の反応で電気を生み出すため、炭素排出がゼロで音も静か
・まずは2両のみの運用となるが、順調に進めば将来的に12両の車両が追加される予定

つに出発進行です。

水素燃料電池は、車両の動力源として非常に環境に優しいものですが、実用化には長らく、その「コスト」がネックとなっていました。しかしcnbcなどの報道によると、ドイツ北西部で、ついにその実用化が実現しました。

製造元であるアルストム社のステファン・シュランク氏は、「たしかに、水素電車の購入はディーゼル車の購入よりも幾分高くつきます。しかし、そのランニングコストは安いのです」と述べています。

「酸素×水素」の発電を利用

この燃料電池電車は、およそ100kmの路線を走ります。一回の水素充填で1,000kmの走行が可能であり、最高時速は140km/hです。

水素燃料電池は、酸素と水素を組み合わせることで発電しますが、そこから生み出される副産物は「水」だけです。そのため、二酸化炭素のゼロエミッションと静音性を両立させる、将来有望な動力源とされています。

未だに高価ではありますが、水素燃料電池には蓄電池にはない利点があります。たとえば、そこでは「燃料補給」として電気をそのまま充電するのではなく、ガソリンのように水素を補充すればいいだけなのです。そして、列車の運行スケジュールは予測しやすいため、水素の充填設備の建設も容易です。

まずは「2両」でお試し

新しい研究によって水素のコストはどんどん下がっており、バスや車に動力を与えるために、すでにその補充は世界中で可能です。また、電車はさらに重いとはいえ、ディーゼルの代わりに水素で駆動させることは、炭素排出をずっと抑える結果となります。

まずは「2両」のみの運用となりますが、それがうまくいった場合、アルストム社はさらに「12両」の追加を計画しているとのこと。

 

世界初の燃料電池列車、「夢のエコネルギー電車」が広がるモデルケースとなって欲しいものです。

 

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via: Futurism/ translated & text by SENPAI

 

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