クック船長の「エンデバー号」発見か?来年にも発掘が行われる予定

science_technology 2018/09/21

Point
・クック船長がオーストラリアを発見した際に乗っていたエンデバー号は行方不明になっていた
・独立戦争時にニューポートハーバーを封鎖するために沈められた13隻の中の1隻であることが歴史文献でわかる
・発掘場所を海底のマッピングでさらに特定し、来年にも発掘を始める予定

今年はオーストラリア大陸を発見した「ジェイムス・クック船長」のイギリス出航から250周年です。なんとその節目の年に、ついにエンデバー号の沈没場所が発見されたかもしれません。

 

時は大航海時代の1768年。エンデバー号は「金星の太陽面通過の観測」という名目で探検に出た船でした。しかし真の目的は、太平洋にあるとされた新大陸の発見です。その重大なミッションを負った船長に選ばれたのが、海尉だったクック船長でした。結果、探索は無事成功を収め、オーストラリア大陸の発見につながりました。

栄えあるエンデバー号ですが、後年は「ロード・サンドイッチ号」と名を変え、兵員輸送や船上刑務所として使われました。そしてついには英海軍の海上封鎖によって沈められ、行方不明となってしまったのです。

その後に数々の学者がエンデバー号の行方を探しましたが、中々確定的な情報は得られませんでした。

キャプテン・クック

しかし今回、米東部ロードアイランド州の海洋探査団体によると、ロードアイランド海洋考古学プロジェクト(RIMAP)の研究者がエンデバー号の最後に関する文書を突き止め、ロードアイランド州ゴート島沖のニューポートハーバーという港にたどり着いたと発表しました。

この港には、アメリカ独立戦争期の1778年に、英国によって故意に沈められたロード・サンドウィッチ号があると考えられています。元エンデバー号である「ロード・サンドイッチ号」は、戦争中に湾内に敵の船が侵入するのを防ぐために沈められた13隻の1つと考えられています。そして広範囲の調査によって、その位置はこの13隻のうち1,2箇所に絞られました。

しかしもしエンデバー号が発見されたとしても、もう一騒動ありそうです。なぜなら、その遺物をどこに保管するかで揉める可能性があるからです。米国、英国、ニュージーランド、オーストラリアといった錚々たる国々が、その国家的、歴史的重要性をもつエンデバー号の残骸に対して権利を主張するとみられています。

発掘は2019年に、多額の費用をかけて行われます。また、今月21日にはさらに詳細な情報と、この領域の詳しい3D模型も発表される予定です。

 

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via: 9News/ translated & text by SENPAI

 

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