BBQのリスク増? 「木材や石炭を使う調理」で36%も呼吸器疾患リスクが高まることが判明

life 2018/10/01

Point
・木材や石炭などの固体燃料を用いる料理で呼吸器疾患のリスクが高まることが分かった
・実験では28万人を9年間追跡調査を行い、呼吸器系の疾患リスクを調査
・その結果、固体燃料を用いる人はガスなどで料理する人より疾患リスクが36%高いことが判明した

「リア充の祭典」が危機が迫っています。

イギリスのオックスフォード大学らの研究チームは、木材や石炭などの固体燃料で料理を行う人は、そうでない人よりも呼吸器系の疾患や死亡リスクが高いことを発見しました。

Solid fuel use and risks of respiratory diseases: a cohort

世界では全人口約70億人のうち、30億人もの人々が木材や石炭などの固体燃料を用いて調理を行っています。特に発展途上国の農村地域における家庭では、固体燃料を使用する傾向があります。

過去の研究では、固体燃料による疾患リスクではなく、肺の機能変化に焦点が置かれ、具体的な疾患リスクはわかっていませんでした。

今回研究チームは、改めて固体燃料と呼吸器疾患リスクに注目。研究対象は、全人口のうち3分の1が固体燃料を扱う中国です。調査では、中国の10箇所で集められた30歳から79歳までの約28万人の健康記録を9年間分調べました。調査対象の年齢や性別、社会的地位、受動喫煙などは研究結果に加味されています。

調査の結果、9年間のうちに呼吸器系の疾患で入院、または死亡した人が約2万人もいることがわかりました。しかも、そのうち1万人近くが喘息や慢性閉塞性肺疾患を患っていたとのこと。

結果から、固体燃料を調理に使う人は、ガスや電気を使う人より36%も呼吸器の疾患リスクが高まることが判明しました。また、固体燃料を長く使うほど疾患リスクは高まり、40年以上も利用する人は54%まで上昇します。ただし上昇した疾患リスクは、電気やガスなどの燃料に変えるなど、固体燃料の使用を止めることで14%まで下げることができます。

研究チームのジョンジョン・ミン氏は、「木材や石炭を燃やすことによる呼吸器系の疾患リスクが、排ガスのきれいな燃料を用いることで著しく減少させるという発見は、今回の研究で最も重要なものです」と述べました。

 

日本ではガスや電気による調理が普及していますが、焼肉や炭火焼き、バーベキューなどで木炭や石炭を使用する際は、煙をたくさん吸わないように注意したほうがよさそうですね。

 

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via: EurekAlert / translated & text by ヨッシー

 

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