はやぶさ2の探査機がリュウグウ着陸に成功! 先代からの悲願のリベンジ

space 2018/09/24

Point
・はやぶさ2の探査機が、小惑星リュウグウへの着陸に無事成功。リュウグウ表面の写真も送信された
・小惑星に移動型の探査機が着陸に成功したのは、これが世界初となる
・サンプルリターンも含め、これからリュウグウの調査が実施される

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、探査機「はやぶさ2」から分離した2台の小型探査機「ミネルバ2」が、コマ型の小惑星「リュウグウ」への着陸に成功したと発表しました。そしてRover-1Aが、未開の小惑星の美しい写真を地球に送信しています。

写真からは、ごつごつとした岩がちなリュウグウの表面が確認できます。

ダイナミックで美しい写真。白い光は太陽光によるもの。

小惑星に移動型の探査機が着陸したのは、これが世界初。これによりJAXAは「13年前の失敗」のリベンジを果たした形となります。

2005年、同様の探査機を積んだ初代「はやぶさ」が、小惑星「イトカワ」に探査機を打ち上げられました。しかし地球からの指令が遅れたため分離がうまくいかず、着陸に失敗してしてしまいました。小惑星との距離は約3億、通信には往復40分かかるというのですから、無理もありません。

今回はその反省を活かし、はやぶさ2は状況に応じて「自律的に」探査機を分離することが可能になりました。目指すは、リュウグウから宇宙へものが脱出してしまう速度よりも小さな速度での分離です。

またリュウグウの重力は極めて小さいため、その着陸作業は極めて慎重に行われなければなりません。しかし今回の探査機は、逆に着陸後にその小さな重力を利用し、リュウグウの上を「跳ね回って」移動することができました。また、その1度のジャンプでは15メートルもの高さまで上がり、15分間空中での滞在が可能とのこと。見事に前回の弱点を克服し強みに変えています。リベンジは大成功です。

はやぶさ2のミッションを支えるJAXA職員

はやぶさ2は来月「インパクター(衝突装置)」を利用して、リュウグウ上に「人工のクレーター」を生成する予定です。その地中から、長いあいだ風や放射線にさらされていなかった「新鮮な」サンプルを採取し、惑星の起源や生命の誕生に関するヒントを探ります。

すべてが計画通りとはいかなかったものの、初代はやぶさも「イトカワ」からのサンプルリターンに成功しています。そして、現在ミッション進行中のはやぶさ2も、2020年にサンプルと共に地球へと帰還する予定です。

 

見事に探査機の着陸に成功した今回のミッション、前回を上回る結果が期待できそうです。はやぶさ2が持ち帰る「お土産」に期待しましょう。

 

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via: dailymail / translated & text by なかしー

 

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