サイクリストにEDの心配はないことが判明

life 2018/01/12

男性サイクリストは、生殖機能の衰えにおびえることなく、自信を持って走ってもいいんです。

最近の研究により、自転車にのることは男性機能にダメージをもたらさないことがわかりました。従来思われていたような、自転車競技が勃起不全や泌尿器感染症を引き起こすという心配は払拭されました。

この研究が示すところでは、サイクリストの生殖や泌尿器の健康はスイマーやランナーとたいして変わりません。それどころか、強度の高いサイクリストにおいては、勃起機能が実際には改善していたのです。またサイクリングは、他のどんなリスクよりも心血管への好影響があるとのこと。

研究者たちは、この研究によって、EDを心配して去っていったサイクリストたちが戻ってくることを期待しています。

Wiggins and Team GB

カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校の研究者たちは、4,000人のサイクリスト、スイマー、ランナーを対象にこの分野では最も規模の大きな聞き取り調査を行いました。

この調査では、Sexual Health Inventory for ManとInternational Prostate Symptom Scoreという、男性機能と前立腺症状を評価する指標を含むアンケートを使いました。それによって、競技者の練習ルーチンと尿管感染の病歴、生殖器のしびれやサドルが原因の痛みそして、自転車にのることで感じる不快感などを調べました。

参加者は、2,774のサイクリスト、539人のスイマーそして789人のランナーです。

競技者は2つのグループに分けられました。強度の高いサイクリストは、1日に平均40キロ以上、週3回以上乗ることを2年以上続けている人たちです。強度の低いサイクリストは、この基準を満たさないひとたちです。

スイマーとランナーは、強度の低い部類に分類されました。

参加者は乗っている自転車の種類、シートのタイプ、シートの角度、ハンドルバーの高さ、そしてどれだけの時間立ち漕ぎをするかを聞かれました。

また自転車に乗っている時、パッドの入ったショーツを着ているのかなどの服装の調査もされました。

この研究は雑誌Journal of Urologyで発表され、サイクリストの性的な健康や泌尿器の健康はスイマーやランナーのものと変わりないことが示されました。

尿路狭窄の傾向のあるサイクリストもいましたが、この狭窄は怪我や感染症が原因となっており、生殖機能にはほとんど影響はありませんでした。

おもしろいことに、強度の高いサイクリストは勃起機能が全般的に向上していることがわかりました。

20%以上の時間立ち漕ぎする人は生殖器のしびれが出にくい傾向にある一方で、自転車の種類による違いはありませんでした。

しかし、シートよりも低くハンドルを設置すると、乗車中にしびれや痛みを経験するという結果となりました。

筆頭著者のベンジャミン・ブレイヤー博士は言います。「この結果はサイクリストに勇気をあたえると信じています。サイクリングは、心血管の病気のリスクを大きく減らしますし、関節に負担もありません。安全に乗車するサイクリスト達は、健康に関して、リスクよりもずっと勝る利益を享受できると私たちは信じています」

カリフォルニア州立大学カリフォルニア校による2012年の研究では、スポーツはホルモンバランスを崩し、不妊の可能性を高めることが示唆されています。他にも、自転車に乗ることで生殖器が長く圧迫されることで損傷を受け、その結果不妊になるという研究もあります。こういった研究結果によって悪く印象づけられたサイクリングは無事汚名を払拭したことになります。

今回の研究の豊富なサンプル数は、これら否定的な見解を示す研究を圧倒しているのです。

「この研究は、確立されたアンケートを使って、サイクリングと生殖機能や泌尿器の機能の関係を調べた研究であり、これまでで最大の比較研究です」とブレイヤー博士は言います。

次の研究は、しびれを訴えた人たちについて、それが将来問題となるサインとなっているのかどうかを詳しく調べることだそうです。

 

via: Mail Online / translated & text by nazology staff

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