Amazon創始者ベゾス氏が「宇宙カプセルの有人飛行テスト」を来年に行うと発言

space 2018/10/16
Credit: Blue Origin
Point
・ブルー・オリジンのジェフ・ベゾスが、来年半ばまでに有人宇宙飛行をするとカンファレンスで発表
・ダミー人形「マネキン・スカイウォーカー」を乗せた有人カプセルの飛行実験は、7月に成功している
・宇宙旅行の価格は20万ドルから30万ドルで、来年にもチケットが発売される可能性

アマゾンの創業者で宇宙開発企業ブルー・オリジンの創設者でもあるジェフ・ベゾス氏が、テック系雑誌Wiredが主催する25回目のカンファレンスで「2019年の半ばまでに宇宙への有人飛行を行う予定」だと述べました。

Credit: inc / ジェフ・ベゾス氏

さらに、この宇宙旅行者に必要なのは、たった一日間の訓練と、免責証明書へのサインだけとのこと。また、価格は20万ドルから30万ドル(約2200万〜3300万)になるようです。

この宇宙旅行で使われるのは、弾道軌道に打ち上げることができるニュー・シェパードロケットです。有人の6人乗り用のカプセルで、4分間の無重量体験を含む11分間の旅行を楽しめます。カプセルは、完全自動運転で操縦士はいません。無重力になる4分間はシートベルトを外して自由に無重量を体験することができます。

Credit: Blue Origin

ジェフ・ベゾス氏は、来年度には10億ドル以上の資金をブルー・オリジンに注ぎ込む予定です。また、2,3年後までには、人員を2倍の3000人にまで増やすことを計画しています。

現在、民間宇宙開発企業は、宇宙に最初の民間旅行者を送り込もうとしのぎを削っています。民間宇宙企業の先駆者スペースX社のイーロン・マスク氏は、月への最初の旅行者として、ZOZOの前澤友作社長を紹介しました。バージン・ギャラクティカ社は、10年も前にチケットを販売していますが、スペースシップ2はまだ開発段階で、死傷者を出す手痛い失敗をしています。

ブルー・オリジンは今年7月に9度目のテスト飛行に成功しています。その最大高度は99km。有人カプセル「バージョン2.0」では12回の実験が行われ、使われたダミー人形には「マネキン・スカイウォーカー」というあだ名がついています。なんともハイセンスです。マネキン氏が宇宙から帰還する様子は、動画でも公開されています。

ただし、計画は当初予定よりも遅れているようです。ブルー・オリジンのCEOボブ・スミス氏は昨年、2018年には乗客を打ち上げたいと、抱負を語っていました。しかし結局目標は先延ばしされ、多くのテスト飛行を行った後の2020年となっています。

また、宇宙旅行チケット販売は、来年であると予想されています。

 

宇宙開発の中心が民間企業に移り、世界の大金持ちが開発競争へと資源を惜しみなく注いでいます。その結果、お金さえあれば民間人でも宇宙旅行へ乗り出せるチャンスが広がってきています。将来的には値段も安くなり、「ちょっと気晴らしに宇宙まで旅行してきた」なんて言える日が来るかもしれません。

 

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via: Daily Mail, wired/ translated & text by SENPAI

 

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