脳スキャンで音楽的才能がわかるという研究結果

science_technology 2018/01/25

新たな研究によると、音楽家かどうかを予測する最も良い方法は脳を検査することである可能性があるようです。

 

Neural Responses To Music Show If You’re A Musician Or Not
https://reliawire.com/decoding-musical-training/

 

Credit: CC0 Creative Commons

フィンランドのオルフス大学の研究者たちは、磁気共鳴機能画像法(fMRI)を使って、18人の音楽家と18人の普通の人がいろんなジャンルの音楽を聴いているときの脳の活動状態を調べました。

得られた画像群から、脳の特定領域をみることで音楽の才能があるかどうかをうまく予測できることがわかりました。具体的には、前脳部と右脳の側頭部です。

Credit: http://www.dailymail.co.uk/

今回の試験で、科学者達は6つの異なる音楽を使用しました。その中には音色とリズム、または調性(中心音と従属的な音という秩序体系)それぞれを表すものが含まれています。

調性と拍子が楽才を最もうまく予測できると、科学者達は気づきました。

この発見は、音楽の練習が脳機能を変化させ、音楽を処理する仕方を変えるとする以前の研究を再確認したことになります。

さらに画像群が示していたことは、音楽を聴いている時、音楽家と普通の人の脳は著しく異なった反応の仕方をするということです。

「これらの脳の領域は、音楽を処理する時の中核となる構造体であると考える事ができます。この構造体は集中的で生涯にわたる音楽の訓練によって最も影響を受けます」この研究の著者であるパシ・サーリはReliaWireに対してそう語りました。

それは驚くことではありません。というのも、右脳は連結や注意と最も頻繁に関わっている脳の領域であり、同じやり方で音調や調性といった音楽の要素を処理しているのでしょう。

研究者たちはそれから機械学習に基づいたモデルを組み立てました。多くのデータセットを通して脳の機能を予測できるようにするためです。

「我々の取り組みで新しいのは、脳の活動の静的な現れに頼る代わりに、時間経過に渡って脳がどうやって音楽を処理するのかをモデル化したことです」とサーリは説明します。

「時間的な動きを考慮にいれることで、著しく結果を改善できることがわかりました」

驚いたことに、機械学習アルゴリズムによって音楽を聴いている人の楽才を77%の確度で予測することができました

Credit: CC0 Creative Commons

この研究は楽才が驚くべき影響を脳に及ぼすことを測定した最初の研究ではありません。

2016年の研究で、メキシコの研究者たちは26人の健康な子どもたちの脳を研究し、9ヶ月のトレーニングで子どもたちの脳がよりパワフルになることを発見しています。

この研究は健康な子供達を被験者として完結してはいますが、この研究での発見が自閉症やADHDの子どもたちの治療に使えるのではないかと研究者達は信じています。

via: Mail Online/ translated & text by Nazology staff

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