ネコにリードをつけて散歩する写真が海外SNSで人気 中には異論も…

animals_plants 2019/01/06

Point
■ネコにリードをつけて散歩させている様子を投稿する動画がインスタグラムなどで流行中
■ネコは「自己コントロール感覚」を保つことが重要なため、リードをつけることに反対する動物愛護団体もある
■ネコが窓際に近寄って延々と鳴き続ければ、外に出たがっているサイン

ペットとしてはイヌと同じくらいの人気を誇るネコですが、あまり散歩させられている姿は見かけません。

しかし、最近のイギリスでは、SNSのインスタグラムにペットのネコを街中や公園で散歩させている動画をアップするのが人気。「#CATWALKING」と検索すれば、3万8千件もの投稿動画が見られるほどの盛り上がりを見せています。

この影響を受け、イギリスのPetSafeやPetPlanetといったペットブランドが、ネコ用のリードやハーネス商品の売出しを促進しています。

サイエンスマガジンの副編集長でもある科学者のデヴィッド・グリム氏は、二匹の愛猫を外で散歩させるようになって13年にもなるそうで、「狭苦しい部屋にずっと閉じ込めているより、広い世界を見せてネコの好奇心を刺激するべき」だと話しています。

「ネコにリード」は自由を奪う?

しかし、「英国動物虐待防止協会(RSPCA=The Royal Society for the Prevention of Cruelty to Animalsの略称)」は、ネコにリードやハーネスを装着することに反対。

ネコは自立性の強い動物で、「自己コントロール感覚」を保つことがとても重要です。リードにつなぐことで彼らの自由を奪い、操られているという恐怖感を植えつける可能性もあり逆効果だと指摘しています。

また、ネコは、毎日の散歩を楽しみにしているイヌとは異なり、独自のなわばり意識を持っていて、環境の変化をひどく嫌がります。その中で、無理やりリードをつけて外に出すことは、主との信頼関係にもひびが入ってしまう恐れがあるのです。

ただ、RSPCAも外の出すことでネコの刺激となるという考え自体には賛成のようで、ネコがもし外に出たがるようであれば、まず室内でリードに慣れさせることが必要だと考えています。

猫の行動学を研究しているアニタ・ケルシー氏は「ネコは一匹ずつ性格が違うため、散歩させるべきかの判断は飼い主の見きわめが重要になる」と言います。

ネコが窓際で鳴くのは外に出たがっているサイン

ネコが外に出たがっているときの見きわめ方法としては、ネコが室内に閉じ込められて窮屈さを感じていると、窓際にすりよって延々と鳴きつづけるのでそれがサインだとアドバイスしています。

確かに家に閉じこもるばかりでは、ネコが肥満症になったり、無気力症候群を引き起こしたりするため、飼い主としては外に出すかどうかは悩みどころ。

一番の解決方法は、ネコも慣れている中庭などでリラックスさせることですが、中々ネコが自由に動き回れるほどの中庭を用意するのは難しいです。

 

そうするとやはり、ネコがリードやハーネスに慣れることは必須。ネコは室内で自由に暮らしてきた長い歴史があるため、リードをつけるときは焦らずじっくりとトレーニングさせることが肝心です。すでにイギリスでは、ネコの散歩が日常化しているようですが、その内、日本でも普通にネコの散歩が見られるようになるかもしれませんね。

 

reference:dailymailtheguardiantelegraph / written by くらのすけ

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