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フランスの高校生が聖書とコーランの一部をDNA情報に変換して体内に注入、世界中の研究者から総ツッコミを受ける (3/4)

2021.07.16 Friday

2018.12.26 Wednesday

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身体に炎症反応、研究者たちからの批判も

それでは、一見無謀ともみえる彼の実験は上手くいったのでしょうか。

ロカテッリさんは、処置によってひどい健康問題は起こっていないと言っていますが、注射した場所にちょっとした炎症がおこり、数日間続いたそうです。

UCLAの生化学教授スリラム・コウスリ氏によると、これは最小限度の合併症とのこと。

「テキストを注射しても、アレルギー反応を起こす以外、何も意味があるとは思えません。彼が行ったような方法で注射したとして、rAAVベクターがウィルスとして本当に働くのかもわからないのです。正直言って、彼が使ったベクターや彼が行った方法について十分な情報がないのでわかりませんが…」

ロカテッリさんの実験については、コウスリ氏や他の識者もかなり批判的のようで、Twitter上でも「やめさせたい」「頼むからやめてくれ。バカだろ…」といったつぶやきを投稿しています。

次ページそもそも遺伝子注入は本当に成功したのか?

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