世界初!中国の無人探査機が「月の裏側」に着陸成功 NASAはどんな反応?

space 2019/01/04

 

「宇宙強国」としての地位の確率を目指す中国が、世界で初めて「月の裏側」へと無人探査機を着陸させ、その表面の撮影に成功しました。

昨年12月に打ち上げられ、予定通りの軌道を飛行していた探査機「嫦娥(じょうが)4号」は、3日木曜日の午前10時26分(日本時間同11時26分)に、月の裏側へのタッチダウンに成功。

これまで見たことのないアングルで、月の写真を地球へ送信しています。

Credit: EPA / 初めてカメラに収められた「月の裏側」

嫦娥4号の仕事は、月の裏側の地形や地質構造などのデータを収集して、その環境や成り立ちについて新たな知見を得ること

しかし、宇宙探索といえばNASAです。この中国の成果に、彼らはどのように反応しているのでしょうか。

NASAのジム・ブリデンスティン長官は、ツイッターでこう投稿しています。

 中国の嫦娥4号チーム、月の裏側への着陸おめでとう。これは人類史上初の出来事であり、偉業の達成といえるでしょう!

 

このツイートに象徴されるように、世界に衝撃を与えたこの着陸は、中国の宇宙開発にとって重要なマイルストーンとなりそうです。

現在の宇宙開発は、アメリカ、ロシアとの間の激しい覇権争いとなっていますが、中国は2030年までにそこから頭一つ抜け出すことを目指しています。

その動きの一環として、将来的に月面に有人の宇宙ステーションを建設することも視野に入れているとのことです。

こうした中国の野望について、当局は平和的なものであることを主張していますが、アメリカ国防省は、これが他国に先んじて宇宙資源を独占しようとしている動きであるとして非難しています。

そのアメリカでも昨年、ドナルド・トランプ米国大統領が2020年までにアメリカ軍6番目の部門となる「宇宙軍」の創設を指示したのは記憶に新しいのではないでしょうか。

さらに、最近は国家だけでなく民間からの宇宙への参入も目立ちます。先日も、ヴァージン・ギャラクティック社が有人宇宙船「スペースシップ・ツー」の宇宙空間の試験飛行を成功させ、商用化に向けた大きな一歩を踏み出しました。

それぞれの国や大企業の思惑が交錯する「宇宙」というロマンあふれる空間。2019年はさらにこのテーマから目が離せない年となりそうです。

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reference: independent / translated & text by なかしー

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