魚の「ニオイ」で11歳の少年がアレルギー死?アレルギーを甘く見ないほうがいい理由とは

life 2019/01/14
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Point
■ニューヨークで11歳の少年が、家族が「魚の調理」をしていた際に意識不明になり、その後死亡した
■少年は魚アレルギーであり、死因として「魚のニオイ」を嗅いだことによる激しいアレルギー反応が考えられる
■通常であれば考えられないケースであるが、ニオイも「粒子」としてアレルゲンとなりうるため注意が必要

アレルギーとは、こんなにも強力なものなのでしょうか。

魚アレルギーでぜんそく持ちである11歳の少年が、家族が自宅でタラを料理している際に意識を失い、その後亡くなってしまったという衝撃的なニュースが伝えられています。

カムロン・ジーン・ピエラ君は、意識を失ったあとすぐに病院へと搬送されましたが、不運にもその若い命を落としてしまいました。少年の父親がインタビューに答えており、何が起こったのかを説明しています。

■ニオイは「粒子」である

死因について、明確なことは分かっていません。しかし、そこに驚くべき疑惑が浮上しました。カムロン君は、魚を調理した際に発生した蒸気を吸い込んだことにより、激しいアレルギー反応に苦しんでいた可能性があるというのです。

果たして、いわゆる「ニオイ」だけでそのようなことが起こりうるのでしょうか。アレルギー反応が起こるためには、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)との物理的な接触が必要となります。そして私たちの体の免疫システムが、その物質を「体に対する脅威」と勘違いしたときにアレルギー反応が起こるのです。

つまり、このケースではカムロン君は魚の「ニオイ」そのものに反応したと言うよりは、その「粒子」に反応したと考えられます。私たちの鼻の中には数多くのニオイの受容体が存在しています。そうした受容体がニオイの分子に反応して、脳へ電気信号が送られることとなります。そのようにしてあなたの脳は「ラベンダーのいい香り」や「おならの臭さ」を感じているのです。

■アレルギーを甘く見ないほうがいい

つまり、粒子である「ニオイ」はアレルゲンとなりうるものですが、自分のアレルギーの対象から発せられるニオイから全力で逃げる必要があるかと言うと、そんなことはありません。もしカムロン君の死因がアレルギー反応によるものであったとすれば、彼の鼻は驚くほどに敏感であり、これがレアケースであったといえるでしょう。

通常であれば、十分な量のアレルゲンにさらされなければアレルギー反応が起こることはありません。しかし、もしも心配であれば、医者にかかってアレルギーテストを受けてみることをおすすめします。驚くべきことに、多くの人は自分が特定の食べ物や飲み物に対してアレルギーを持っていることを自覚できていません。

そして、アレルギー反応が激しい場合であれば、今回の事件のようなことが100%起こらないとは言い切れません。たとえ「ニオイ」であったとしても、何らかのアレルギーを持つ人は、極力アレルゲンからは遠ざかったほうが賢明だといえるでしょう。

 

reference: forbes / written by なかしー

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