■女性は「恋」に落ちると、免疫に関わる「インターフェロン」と呼ばれるタンパク質の遺伝子発現が増加する
■研究では、47人の「恋に落ちた」若い女性の血液サンプルを用いた
■ インターフェロン増加の理由としては、女性の体が免疫を高めて「受胎の準備」をしていることが考えられる
「恋」をすれば女性は変わるー。
それが本当であったことが新たな研究により明らかとなりました。しかも驚くべきことに、その変化は「遺伝子レベル」のものであるというのです。
Falling in love is associated with immune system gene regulation.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30299259
「恋」で変わるのは心拍数だけではない
「恋」による変化を実際に体感したことがある人も多いのではないでしょうか。あの人と話をするだけで心拍数が高まったり、一日中あの人のことが頭から離れなかったりと、「恋」が私たちの心身に与える影響はときに大きなものになり得ます。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の研究者たちは、その点に着目して、そうした「恋」の影響は人々の生理学的な変化に起因しているとの仮説を立てて本研究に臨みました。
研究では、2年以内に「新たな交際」をスタートさせた47人の若い女性の血液サンプルが、交際開始時に採取されました。そして、それらの遺伝学的な変化を確認した結果、恋に落ちることが心理学的な影響のみならず、身体的な変化をもたらしていたことが明らかにされたのです。