燃料いらずの「スチーム宇宙探査機」が爆誕、実用化されれば大幅なコストダウンに

space 2019/01/15
Credit: UCF

お次は蒸気です。

宇宙探査に革命を起こすべく、燃料を切らすことのない「スチーム宇宙探査機」が誕生しました。

その名も “World Is Not Enough” 、通称「WINE」。WINEはその動力源として燃料を使用する代わりに、小惑星やその他の天体から水を採掘し、それを「蒸気」へと変えることで、理論上「永久」に探査を続けることが可能なのです。

月、エウロパ…あらゆる天体間をホップ

WINEの開発に携わった、セントラルフロリダ大学のフィル・メッツガー氏は、「この技術を用いれば、探査機は月、ケレスエウロパタイタン、冥王星、水星の極、小惑星など、水があって重力が十分に弱いところにはどこでもホップしていくことが可能です」と語っています。

プロトタイプのデモンストレーションの様子が、Honeybee Robotics社のVPであるクリス・ザックニー氏によってシェアされています。

次の「発射」を待つ必要がない

WINEのプロトタイプ完成は、各団体のコラボレーションの賜物です。

NASAによって資金提供が行われ、Honeybee Robotics社がエンブリー・リドル航空大学の研究者からの協力を得ながら、電子レンジ台の「スチーム探査機」のプロトタイプを構築。さらに、メッツガー氏が重要なコンピューター・モデリングとシミュレーションを担当、そしてセントラルフロリダ大学は、試作機が掘削するための小惑星マテリアルを提供しました。

メッツガー氏は、WINEが推進燃料を必要としていないことが、宇宙探査のコストダウンにつながると語っています。つまり、新たな宇宙船が地球から飛び立つのを長年待つ必要がないため、WINEはより効率的にミッションを遂げることができるのです。

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reference: sciencealert / written by なかしー

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