米国国防総省が「UFO」「透明マント」を研究?情報公開請求で新事実が明らかに

society 2019/01/18

Point
■米国国防総省は、UFOの調査などを含む「高度な航空宇宙脅威識別プログラム」と名付けた不可解なプログラムを秘密裏に進めていた
■2017年に複数メディアによって明らかにされたそのプログラムについて、今週さらなる情報開示がなされた
■ 資料にはプログラムにおける「トピック」しか記載されておらず、その詳細については未だ不明な点が多い

米国国防総省が「Advanced Aerospace Threat Identification Program(高度な航空宇宙脅威識別プログラム)」と銘打って、「ワームホール」や「透明マント」、さらには「余剰次元の操作」にまで資金提供をしていることが、2017年にニューヨーク・タイムズワシントン・ポストによって伝えられています。

リストに並ぶ「SFチック」な文面

今週水曜日、米国国防情報局は、当プログラムに関するFOIA(米国の情報公開法)への対応として「38項目のリスト」を提出。そのリストには、「使用は公用に限る」といった(消された)文言もあったとか。

注目すべきはその中身で、ペンタゴンの密かなUFOに関する作戦などを知る上で最高の材料。リスト中のあるトピックには、『通過可能なワームホール、スターゲート、負のエネルギー』、『透明マント』、『ワープドライブ(超光速航法)、暗黒エネルギー、余剰次元の操作』などといったものが存在していました。ワープドライブや余剰次元の操作とか、完全にSFの世界です。

リストにはあいまいな部分も多い

情報公開を要求した米国科学者連盟 (FAS) のスティーブン・アフターグッド氏は、「今回提出された資料により、この奇妙なプログラムについてこれまで分からなかった部分が明らかにされています。これにより、アメリカ国防情報局が何を企み、私たちに何をもたらしたかについて少しは情報量が増えたといえるでしょう」と語っています。

リストの文言はたったの「1文」であるため、その内容が非常に曖昧なものもあります。『金属のガラス』や『生体材料(バイオマテリアル)』とだけ書かれた項目は、何を示しているのかが明確ではありません。

国防総省は、メディアが報道するまでこのプログラムの存在を公にしていませんでした。プログラムに対してハリー・レイド元上院院内総務の命により、2007年~2012年にわたって2,200万ドルもの予算を捻出していたにもかかわらずです。

今なお続くUFO調査

アフターグッド氏は、「おそらくこのリストを見た人は誰でも、国防情報局は一体何を考えているんだ?と思うでしょう」と述べ、当局を批判しています。ニューヨーク・タイムズによれば、その予算の多くはネバダ州に本社を置く宇宙ベンチャー企業、ビゲロー・エアロスペースに流れているとのこと。ビゲロー・エアロスペースのCEOであり、UFOハンターでもあるロバート・ビゲロー氏は、レイド氏の古い友人であることで知られているのです。

現在、プログラムには「資金不足である」として予算配分がなされていません。しかし、当時プログラムを率いていた元諜報部職員のルイス・エリゾンド氏いわく、UFO観測に関する調査は今なお続けられているとのことです。

こうした政府の不透明な動きに対し、アフターグッド氏は、「小さな頃はSFが大好きでした。しかし今の私が求めているのは『良き政府』です」と語っています。

 

reference: motherboard / written by なかしー

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