「推し」はだれ? 「大切な人」を思い浮かべた時の驚くべき効果を発見

life 2019/01/25

Point
■ストレスフルなシチュエーションで恋人のことを「思い浮かべる」だけで、血圧の反応を抑制することができる
■その効果は「実際に恋人が横にいる場合」と同じくらいパワフルなものであった
■実験の参加者の年齢層やコミュニティは限定的であり、次のステップとしてさらに一般的な研究が必要とされる

今回はリア充向けですが、十分オタク界隈にも希望を持たせる研究です。

アリゾナ大学の心理学者の研究により、ストレスフルな状況において「恋人」のことを考えるだけで、実際に恋人と部屋にいるときと同じくらい、血圧を安定させる効果があることが分かりました。

研究は「Psychophysiology」に掲載されています。

The impact of physical proximity and attachment working models on cardiovascular reactivity: Comparing mental activation and romantic partner presence
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/psyp.13324

あなたを思うだけで…

102人の恋人がいる者が参加した実験の中で、彼らは「華氏38°~40°(約摂氏4°)の冷水」に足をつけるといったストレスフルなシチュエーションのもと、血圧、心拍数、心拍変動が測定されました。

参加者は、異なる「3つの状況」のもとでその測定を受けています。最初のグループは、タスク中に「実際に恋人が静かに横で座っている」状況、次のグループがタスク中に「恋人が自分を励ましていることを考えるように指示された」状況、最後のグループは、タスク中に「1日の出来事を考えるように指示された」状況です。

実験の結果、参加者は「恋人が実際に横にいたグループ」と「恋人のことを考えていたグループ」において、残りの1グループと比べて、冷水のストレスに対して低い血圧反応を保っていたことが明らかになりました。心拍数、心拍変動に関しては3つのグループ間での差異は確認されていません。

愛の「見えない力」は計り知れない

そして驚くべきことに、「恋人」の力を借りた2つのグループのストレスへの血圧反応は、同程度の数値を示していたことが分かったのです。過去にも恋人を「思い浮かべる」だけでストレスに対して効果的であるとした研究は存在していましたが、その効果が、少なくとも「血圧」といった指標において「実際に横にいる場合」と同程度であるとした研究はこれが初めてになります。

とはいえ、この研究の参加者はアリゾナ大学の学部生といった非常に限定された範囲の人々です。実験を率いたカイル・ブラッサ氏は、次なるステップとしてこの研究対象を、さらに幅広い年齢層、コミュニティに広げる必要があることを語っています。

人生の中で「ストレスフルなシチュエーション」は数え切れないほどあります。そんな職場や学校、人間関係などのストレスに立ち向かうために、愛する人を「思い浮かべる」だけで効果があるのであれば、なんと心強いことでしょう。

 

しかし、もちろんこのメソッドには大きな「前提条件」があります。肝心の「恋人」です。しかし、もしかしたら「推し」だけでも効果があるかもしれません。何といっても、効果は「同じ部屋にいる」のと同じというのだから、かなり心躍る話。次は推しでの実験もぜひ、お願いしたいものです。

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reference: uanews / written by なかしー

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