犯人は日本? 謎の放射性物質がアラスカで見つかる

science_technology 2018/03/09
Credit: Pixabay

アラスカの上空に謎の放射性粒子が現れたようです。この放射性粒子は偶然発見されたもので、その確かな放出源はアメリカの研究によっても明らかになっておらず、現在調査中とのこと。

そして困ったことに、どうやら日本がその犯人のうちの一国だとされているようです。

An aerosol particle containing enriched uranium encountered in the remote upper troposphere
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0265931X17308111?via%3Dihub

アメリカ海洋大気庁(NOAA)によると、アラスカの7km上空の対流圏上層にウランの2種類の同位体を含む放射性粒子が現れ、NASAの持つWB-57高高度研究航空機がサンプルを採取しました。

粒子のうちのほとんどは、重油を燃やしたときに出る通常の副産物によって形成されます。しかし、サンプルにはウラン235やウラン238を豊富に含む酸化ウランも含まれていました。

ウランは重たい元素で、自然界にも生じます。自然界のウランは普通ウラン238という同位体としてあらわれますが、ウラン238は放射性が低く大気圏の高い場所で見つかるのは稀です。

一方ウラン235は自然界では一層稀な物質。さらに放射性が高く、核燃料や核弾頭用の核分裂物質として生産されるのが一般的です。

偶然発見された謎の粒子はアジア由来?

そもそも調査チームにとって、この発見は偶然のものでした。

「実地調査の目的は、太平洋や北極海上の遠く離れた対流圏において、微量気体や塵、煙、その他の粒子の濃度の地球規模の断面を最初に得ることです」科学研究の著者である研究者はそう説明します。

また研究チームによると、この酸化ウランを形成しているウラン235とウラン238同位体は人為的なものである可能性が高いです。

「ウラン235に富むウランを含んだエアロゾル粒子が自然界で発生することがないのは明らかです」とマーフィー氏は論文の中で説明しています。

NOAAの研究はさらに推測を進めます。この酸化ウランは原子力発電用の原子炉クラスの燃料として最近作られたものから来ているのではないでしょうか。物質の新しさと新鮮さから、主な原子力事故である数十年前のチェルノブイリや福島、スリーマイルなどは原因ではないと考えられます。

彼らは放出源として、中国、日本、朝鮮半島を疑っています。これらすべての地域には活動している原子力発電所があり、行き渡った気候パターンからアラスカに粒子が届くことも考えられます。

「粒子の発生源は、風のコースの解析と粒子飛散モデルの結果から、アジアの広い地域でありえるでしょう」と彼らのレポートには書かれています。

マーフィー氏とNOAAのチームは今後他のウランの権威と協業することを望んでおり、それによってその粒子がどこから来て、どのように作られたのかがわかるかもしれません。

 

via: Natural News/ translated & text by Nazology staff

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