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寝るときは真っ暗がベスト。寝室のわずかな照明がうつ病のリスクを高める

2021.01.27 Wednesday

2018.03.26 Monday

Credit: bigthink

どうやら就寝時のお部屋は真っ暗が良いようです。

睡眠時や入眠時、わずかな光を浴びるだけでうつ病を発症するリスクが高まるといった研究が昨年発表されました。

Bedroom Light Exposure at Night and the Incidence of Depressive Symptoms: A Longitudinal Study of the HEIJO-KYO Cohort

https://academic.oup.com/aje/article-abstract/187/3/42https://academic.oup.com/aje/article-abstract/187/3/427/40565927/4056592

研究では、喫煙や不十分な食事など他の要因に加え、睡眠時のわずかな明かりがうつ病の発症に大きな影響を与えていることがわかりました。ここでは日本の高齢者900人を対象に、睡眠時に5ルクス以上の明るさで夜を過ごすグループと、5ルクス未満のグループに分けて2年間調査を行いました。その結果、前者グループのうつ病の発症リスクが60~65%まで上昇したのです。

Light

ルクスとは、1メートル離れたロウソクから放たれる光量のこと。照明をつけた寝室でおおよそ50ルクスあり、晴れた日の屋外では1万から2万5千ルクスにまで達します。また5ルクスは豆電球ほどの明るさです。

就寝時のわずかな光が、うつ病のリスクを高めます。眠れない夜にはついついスマホに手が伸びてしまいがちですが、時には強い決意で固く目を閉じましょう。

via:bigthink / translated & text by Nazology staff

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