責任感と共感力がある人は要注意? SNS中毒になりやすい3つの性格

science_technology 2018/03/14
Credit: pakutaso

気付くとInstagramをスクロールしたり、Twitterを更新したりして過ごしてしまう。そしていつのまにか1日が終わる…そんな経験はありますか?

ニューヨーク州立大学とビンガムトン大学の共同研究チームは、SNS中毒のなりやすさと、情緒不安定性、誠実性、同調性の3つの性格が関係しているという調査結果を発表しました。

 “Personality Predictors of IT Addiction” , Binghamton University
Vaghefi’s paper(2018)

研究チームは、大学生300人に対して性格の特徴とSNSの中毒レベルを、寛容さ・誠実性・外向性・同調性・情緒不安定性といった、性格を5つの因子に分けるビッグ・ファイブという心理学の手法を用いて調査しました。

この実験により、SNS中毒に関係しているのは情緒不安定性と誠実性、同調性の3つの要素と判明。

SNS中毒になりやすい人
・情緒不安定性(重圧や不安を感じやすい傾向)が高い人
・誠実性(責任感があり真面目で勤勉な傾向)・同調性(親しみやすく、共感力や貢献意識のある傾向)がともに低い人
・誠実性・同調性がともに高い人

特に、情緒不安定性の高い人は、そうでない人よりSNS中毒になりやすい傾向があります。

また誠実性の高い人は、SNS中毒になりにくいです。

しかし、誠実性が高くても情緒不安定性が高ければSNS中毒に陥りやすいことがわかりました。これは、ストレスや不安によって認知コントロール能力がうまく働かずに、SNSを利用してまうからだと考えられています。

同調性自体はSNS中毒にあまり影響はしませんが、誠実性と関連して影響してくることがあります。

同調性と誠実性がともに低い人は、平均的な特徴を持つ人よりもSNS中毒になりやすいです。

Credit: Pixabay

しかし一方、同調性と誠実性が共に高い人も、SNS中毒になりやすいということが分かっています。

一見、同調性と誠実性が共に高い人は、SNS中毒になりにくいのではと思われますが、人付き合いをより円滑にするために意識的にSNSを利用してしまうのではないかと研究者たちは考えています。

この結果に対して研究者たちは、被験者が大学生であることを考慮すべきですが、十分に意味のあるものだと述べています。

また、「SNS中毒になりやすい人が電子機器中毒になりやすいという訳ではなく、それぞれの中毒に対して、5つの性格因子が別々の役割を果たすので、分けて考える必要があります」とも説明しています。

論文著者のアイザック・バギーは今回の結果に対して、5つの性格的特徴を個別的に見るのではなく、相互に関連した全体的なイメージとして捉えて欲しいと語っています。

 

SNS疲れが囁かれる昨今、若者がSNSによって「完璧主義」傾向が高まっているという調査もありました。目に見えないコミュニケーションが、まだどんな影響を及ぼすかわからないこの時代、利用時は適当に距離を置いたほうがよさそうです。

 

via:Live Science/ translated & text by Nazology staff

 

SHARE

science_technologyの関連記事

RELATED ARTICLE